5月に入ると、自動車税や固定資産税などの納付書が届きますが、支払い方法によって損をしたり得をしたりすることをご存知ですか?実は、こうした税金の支払い方法を少し工夫するだけで、思わぬ得をすることがあるのです。
そこで本記事では、2026年4月時点での最新ルールを踏まえた上で、4月のうちに準備しておきたいスマホ決済とクレジットカードの活用方法を解説します。
納税は支払い方で損得が変わる
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税金は、どの方法で支払っても同じだと考えている方も多いかもしれませんが、実際には、支払い方によって得られるメリットが大きく異なります。そこでまず、納税の支払い方の基本から整理してみましょう。
税金の支払い方法の変遷
納税の基本は、何と言っても現金払いです。納税分の現金を用意し、銀行や郵便局、コンビニなどの窓口で納税を済ませます。これが、昔からある最もベーシックな方法です。
しかしながら、現金払いの場合、窓口まで出向かなければなりません。コンビニであれば24時間365日OKですが、それでも、出向かなければならない点は大きなデメリットです。
そこで、新たに登場したのが、クレジットカード払いです。クレジットカード払いであれば、スマホ1つで簡単に納税を済ませることもできるため、わざわざ窓口まで出向く必要はありません。
ただし、クレジットカード払いには、現金払いにはない大きなデメリットがありました。それが、システム利用料です。クレジットカード払いは便利な反面、納税額に加えてシステム手数料も取られてしまうのです。
たとえば、地方税共同機構のF-REGIの場合、1万円の税金をクレジットカードで支払おうとすると、40円がシステム利用料として納税額に加算されます。これを楽天カードで支払おうとすると、税金の場合の還元率は0.2%ですから、付与されるポイントは20円に過ぎません。
したがって、利用するカード次第では損をしてしまいます。こうしたデメリットのため、納税方法としてクレジットカード払いが積極的に選ばれることは、残念ながらそれほど多くありませんでした。
QRコード決済の登場
そこで登場したのが、スマートフォンのアプリを使ったQRコード決済です。クレジットカード払いでは割高なシステム手数料がネックでしたが、QRコード決済では、基本的に手数料がかかることはありません。
その結果、スマートフォンのアプリを使ったQRコード決済の利用が急速に普及しました。
手数料ゼロで得も狙える納税の新ルート
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QRコード決済は手数料もかからず非常に便利ですが、利用するアプリとカードの組み合わせによっては、ポイント還元が受けられる場合があります。そこでこの章では、QRコード決済による納税の基本的な方法と、おすすめの組み合わせを紹介します。
QRコード決済とポイント付与の仕組み
QRコード決済による納税の基本的な流れは、以下の通りです。
1. PayPay などのアプリをダウンロードする
2. クレジットカードからアプリの残高にチャージする
3. QRコードを読み取って税金を支払う
たとえばPayPayの場合であれば、PayPayカードからPayPay残高にチャージし、自動車税などの納付書に印刷されているバーコードまたはeL-QR(地方税統一QRコード)をカメラで読み取り、支払いを行います。
ただし、この方法の場合、残高にチャージした時も決済をした時も、ポイントは一切付与されません。したがって、納税に手間はかからないものの、得ができるわけではありません。
ですから、ポイントを付与してもらうためには、決済アプリとクレジットカードの組み合わせを工夫しなければなりません。
おすすめの組み合わせ2選
クレジットカードとQRコード決済の組み合わせは無限に近いほどありますが、カードの年会費が高額であったり、ポイント還元のルートが複雑過ぎたりしては、逆効果になりかねません。
そこで、カードの年会費が無料で、還元率も高いおすすめの組み合わせを以下に2つ紹介します。
・還元率1%・・・Amazon Mastercard → au PAY
1つ目は、還元率が1%となる組み合わせです。Amazon Mastercard でau PAY残高にチャージすると、チャージした金額に対して1%のAmazon ポイントが付与されます。
ただし、月額残高5万円までしかチャージできないため、この方法が使えるのは1回の支払いが5万円以下の場合のみです。
そこで、1回の支払いが5万円を超える方におすすめなのが、以下の組み合わせです。
・還元率0.5%・・・楽天カード→楽天ペイ
この方法であれば、チャージ時に0.5%の楽天ポイントが付与されます。こちらは還元率が0.5%と落ちますが、月額50万円までの支払であれば、この方法で対応することができます。