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「ここまで引かれるとは…」年金月17万円・70歳元サラリーマンが「年金繰下げ」で思い知る〈想定外の手取り額〉【FPが「繰下げ受給」の仕組みを解説】

「ここまで引かれるとは…」年金月17万円・70歳元サラリーマンが「年金繰下げ」で思い知る〈想定外の手取り額〉【FPが「繰下げ受給」の仕組みを解説】

待機期間は“無収入”に…「繰下げ受給」のデメリット

一方、繰下げ受給の最大のデメリットは、想定より早く亡くなると、十分に年金をもらえず損をすることです。

また、すでに述べたように、額面金額が多いほど税金・社会保険料の負担も増えるため、手取り額の増額率は想定より少なくなります。

他にも、いくつかのデメリットがあります。たとえば、繰下げ待機期間中は、加給年金や振替加算を受け取ることができません。

また、繰下げ待機期間中の自己資金が必要です。65歳以降も働いて収入を得るか、それまでに十分な資金を貯めておく必要があります。

【CFPの助言】繰下げ受給は「額面」ではなく「手取り額」で考えよう

繰下げ受給は、一見すると「年金が増額される」のでお得に感じますが、手取り額では、想定より増額されない可能性があります。70歳以降まで繰下げる場合は、手取り額がいくらになるかを試算しておくとよいでしょう。

また、繰下げ受給を検討する場合は、健康状態、貯蓄の状況、老後の自身およびパートナーの収入なども含めて、トータルで老後の生活と資金設計をしたうえで、決断することをおすすめします。

服部 貞昭

ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

新宿・はっとりFP事務所 代表

エファタ株式会社 取締役

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