「何で私たちがこんな目に」。税金の督促と義兄の失踪で追い詰められる日々

突然の固定資産税の督促に加え、「相続手続きは任せて」と言っていた義兄の失踪。義兄との信頼関係が一気に崩れた事態に、女性は困り果てたと言います。
夫は仕事が忙しく、「平日に役所へ行くのは私の役目になって、精神的にも体力的にもすごく負担でした」と当時の苦労を明かす女性。
さらに、当時の家計は2人の子どもの教育費でギリギリでした。「追加で税金を払う可能性があると言われたときは本当に胃が痛くなった感じでした」と振り返ります。
「何で私たちがこんな目に」。女性の心中はそんな気持ちでいっぱいだったと言います。
女性は「義兄を疑いたくない気持ちと、裏切られたような怒りが入り混じって、夜も眠れない日がずっと続きました」と当時の苦悩を明かしました。
家族間の問題ということもあって、第三者にも相談しづらく、「一人で抱え込んでしまって、常に重苦しい感じでした」と振り返る女性。「子どもたちの前では平気なふりをしてましたが、内心は不安で押し潰されそうでした」と、母親としての辛かった心境も教えてくれました。
役所での事実確認と司法書士への相談。専門家の力を借りて事態は収束へ
このままではいけない。そう思った女性はまず、役所で正確な状況を確認。専門家である司法書士に相談します。

「義兄と連絡が取れないこと、名義が中途半端なまま放置されていることを説明して、必要な手続きや今後のリスクを整理してもらいました」と女性。また、相続の当事者である夫にも強く協力を求め「仕事の合間に一緒に役所へ行ってもらうようにしました」と振り返ります。
並行して、義兄の知人に連絡を取るなど、その居場所を突き止めようと動きました。
その結果、名義変更の手続きは司法書士の助けもあって「何とか進めることができました」と女性。さらに「義兄とも後日連絡がついて、売却の話は白紙に戻りました」と、最悪の事態を回避できました。
とはいえ、「完全に解決したとは言えなくて、家族の関係は以前のようには戻ってません」と女性。「金銭的な負担は最小限で済んだ形でしたが、精神的な疲労はほんとに大きかったです」と正直な気持ちを吐露しました。
