◆40代で「転職ゼロ」は致命傷! 20代と真逆、市場価値を下げる皮肉な現実

むしろ、中途採用に積極的な会社であればあるほど、「転職経験なしは悪」と考える傾向が強いです。
採用検討時に過去の転職経験に応じて、「この歳で転職未経験者を雇うのは、さすがに入社後のミスマッチに不安が残る」「この人は転職3回目だし、業界や職種が変わっても馴染めるタイプなんだな」と思われるということです。
20代だと、「転職回数3回以上の人はお断り」と、何度も転職している人はあっさりと足切りされてしまうのに、40代になると逆に「転職経験ゼロの人はなるべく雇いたくない」と敬遠される対象になるのは、なかなか皮肉なものです。
この状況を避けたいと思うのであれば、やはり、一刻も早く、まだギリギリ間に合ううちに「転職経験」を積んでおくしかありません。
黒字決算が何年も続いていても、過去最高益を記録していても、大規模なリストラを断行する会社が次々に出てくる時代です。
「うちの会社は大丈夫」なんて思ったまま50歳を過ぎると、今度こそ本当に転職は不可能になってしまいます。
〈文/安斎響市〉
【安斎響市(あんざい・きょういち)】
1987年生まれ。日系大手メーカー海外営業部、外資系大手IT企業の事業企画部長などを経て、2023年に独立。「転職とキャリア」をテーマに、書籍、note、Xなどで発信している。著書に『転職する勇気』(育鵬社)、『私にも転職って、できますか?』『すごい面接の技術』『正しいキャリアの選び方』(以上ソーテック社)、『転職の最終兵器』(かんき出版)、『note 副業の教科書』(ぱる出版)、『転職は待ちが9割』(ソシム)、『1%の気くばり』(大和書房)など。

