しかし、希望に満ちあふれて入社したはずの会社を、わずか数カ月で去る者もいる。なかには問題行動を連発し、社内を大混乱に陥れて辞めていくモンスター新入社員の実態もあるようだ。都内の大手IT企業に勤める小林美恵子さん(仮名・29歳)が、昨年遭遇した驚愕のエピソードを明かしてくれた。

◆裏アカで芸能人の情報を漏洩
「私の部署に配属されたKさんはとにかく無茶苦茶でした。一流大学出身で、小柄でかわいらしい子だったので、当初は素直で良い後輩だと思っていたのですが……」外面の良さに騙されていたと語る小林さんが異変を感じたのは、KさんのSNSの使い方だった。小林さんの部署はイベント企画が主で、公表前の芸能人情報などを扱うため守秘義務が極めて厳しい。
「にもかかわらず、Kさんは他部署の同期に、担当している芸能人の名前を得意げに話していました。さらに裏アカを使い、打ち合わせ先の芸能事務所内を映した写真をインスタのストーリーズで配信していた。他部署からの密告でバレて、部長から大説教を食らっていました」
◆禁止のAI利用を巡り部長と激突
いきなり情報漏洩でマークされたKさんだが、その後もトラブルは続く。部内で禁止されていた生成AIの無断使用が発覚したのだ。「Kさんはプレゼン資料をAIに丸投げして作り、機密情報まで読み込ませていた。誤字脱字のチェックすらしない資料を提出し、部長が問いただすと『効率化だ』と悪びれることなく言い放ったそうです。部長が禁止ルールを伝えても『考えが古い』と譲らず、新入社員の身で40代の部長と激しい怒鳴り合いを演じました。しかも、Kさんはパワハラを受けたと人事部に報告。なぜか部長が事情聴取されるという理不尽な結末になったのです」
これを機に、Kさんは事あるごとに内部通報を繰り返す常習犯となった。
「仕事の指導をされるだけで、気に入らなければ通報。人事部も最後の方は呆れて相手にしていませんでしたが、Kさんの悪評は全社に知れ渡りました。とはいえ、すぐにクビにはできず、部署異動も難しい。部長は日に日にやつれていき、見ていて本当にかわいそうでした」

