脳トレ四択クイズ | Merkystyle
元生保レディの30代女性が振り返る、歪な現場の姿。年収は100万円アップしたが、夜は飲み会の「無料コンパニオン」扱い

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◆枕営業は「地獄への入り口」

時には「やっぱり枕営業ってするの?」と平気で聞かれ、露骨に誘われたこともあったという。もちろん真奈美さんは応じていない。それは倫理観の問題だけではなく、応じたら最後、もっと深い地獄が待っているからだ。

「枕営業で契約がとれても、余計にしんどくなる。それがこの仕事の罠なんです」

生命保険は契約から14か月以内に解約されると、販売手数料の返還を求められるケースが多い。つまり最低14か月は契約を維持しなければならない。一度体の関係を持てば、それを盾に何を要求されるかわからない。

「この仕組みを知っているから、実際に枕営業する人って意外といないかも。多分、フィクションの世界だけなんじゃないかな。もし、ノルマがしんどくて枕営業でなんとか……と考えている人がいるなら、やめたほうがいい。ドツボにハマりますから」

◆未契約のまま、だらだらと関係が続く

一方で、契約する気などさらさらないのに距離を詰めてくるパターンもある。「今は知り合いのところの保険に入っているから、新しく入ることはできないんだけど」と真っ先に「契約はしない」という予防線を張っておきながら、「紹介できる人はいるよ」「もっと職場に馴染めるように親睦を深めよう」なんて都合のよさそうな提案をしてくる。そうやって「あなたの味方ポジション」を取りにくるのだ。

連絡先を交換すると、誘いは加速する。ちなみに社用携帯は支給されないため、交換するのは私用携帯のLINEだ。「今週末空いてる?」と予定を聞かれ、断っても翌週にはまた同じ質問が飛んでくる。既読スルーしても、翌日のエレベーターホールで「昨日の返事は?」と対面で追撃される。毎日通う職域営業の構造そのものが、距離を詰める側にとって圧倒的に有利に働く。

「嫌なら連絡先なんて教えなきゃいい」「相手にするな」と言う人も多いだろう。だが、「いつか新規の契約に繋がるかもしれない」というわずかな可能性を手放せないからこそ、明確に拒絶できない。相手はその事情を知ってか知らずか、見込み客の立場をキープすることで関係を繋ぎ止めようとしているようにも見える。


配信元: 日刊SPA!

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