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「日本人はシャイじゃない」日本人が気づいていない“本当の魅力”…アメリカ人に聞いた“日本”の印象

「日本人はシャイじゃない」日本人が気づいていない“本当の魅力”…アメリカ人に聞いた“日本”の印象

◆会場で大人気のコスプレ姿

会場にはコスプレ姿の来場者も目立っていた。その中でも印象的だったのが、3人組の女性だ。

『ダンジョン飯』のキャラクター、マルシル・ドナトーに扮したシャーリーンさんは、金髪ロングの三つ編みやエルフ耳、魔術杖まで細かく再現しており、完成度の高さに足を止める来場者もいた。

「日本の文化はとても奥深くて、伝統とポップカルチャーの両方が魅力です」

そう語る彼女にとって、日本は単なる“アニメの国”ではないという。昨年訪れた日本旅行では、東京や京都、箱根を巡り、その静けさと秩序に強い印象を受けた。

「にぎやかなのに落ち着いている。アメリカとは全然違う雰囲気でした」

コスプレ
『ダンジョン飯』のコスプレで来場していたシャーリーンさん(左)。細部まで作り込まれた衣装に、多くの来場者が足を止めていた
『鬼滅の刃』のコスプレ姿の男性2人組もいた。竈門炭治郎の姿をしているジャックさんと、冨岡義勇の姿のスティーブンさんだ。彼らは写真撮影を求められるなど、ちょっとした“スター状態”になっていた。

鬼滅のコスプレ
刀を構え、気さくに写真撮影に応じる竈門炭治郎の姿のジャックさん(右)と冨岡義勇の姿のスティーブンさん(左)
日系アメリカ人のジャックさんは、日本を何度も訪れているという。

日本の魅力について聞くと、「清潔さ」と「マナー」を挙げた。

「人に迷惑をかけないという意識が強い。そこは本当にすごいと思う」

また、日本に行く楽しみの一つが「アニメの最新トレンド」に触れることだという。ジャックさんは、『僕のヒーローアカデミア』や『呪術廻戦』、『ガチアクタ』などの作品を挙げ、「今、日本で流行しているんですよね?」と楽しそうに語った。

また、『フェアリーテイル』のアメリカでの爆発的人気を例に挙げ、欧米で人気の作品と、日本国内で流行している作品に違いがある点も興味深いと語る。彼らの話を聞くと、日本のアニメ人気の高さは想像以上で、もはや“共通言語”のようになっていると感じた。日本以上に盛り上がっているように見える場面すらあった。

取材の中で、日本人女性を妻に持つ元連邦政府職員の男性は、桜祭りについてこう話した。

「アメリカ人にとって、日本文化に触れられる貴重な機会です」

◆日本人が気づいていない“本当の魅力”

日本文化への入り口は人それぞれだが、取材を通じて感じたのは、その多様な魅力が確実にアメリカ社会に浸透しているということだった。

今回の取材で印象的だったのは、日本人に対するイメージと実際の体験との“ズレ”だ。「シャイで控えめ」という印象とは裏腹に、「親切でフレンドリーだった」という声が多く聞かれた。

日本では当たり前の振る舞いが、海外から見ると特別な魅力として映る。日本人自身が気づいていない価値こそが、いま世界で評価されているのかもしれない。

<取材・文・撮影/阿部貴晃>

【阿部貴晃(海外書き人クラブ)】
アメリカ在住のジャーナリスト。日系メディアのワシントン支局で20年以上、国際関係を中心に報道し、ホワイトハウスや米国の政治・社会、国際情勢を取材。2025年4月よりワシントンDCを拠点にフリージャーナリストとして活動。日米関係やワシントンDCから見たアメリカについて執筆している。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員
配信元: 日刊SPA!

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