◆笑顔の接客を続けた女子高生の悲劇

「昔よく行っていたスーパーはなくなって、お姉さんもどこへ行ってしまったかはわかりませんが、すごく心に残っているんです。私もそういう誰かの記憶に残るような接客をしたいと思っていました」
スーパーでレジ打ちをするようになった宇山さんは、たくさん買い物をしているお客さんのカゴは商品を入れるサッカー台まで運ぶなど、困っている人を見かけたら笑顔で積極的に声をかけた。
「お客さんも笑顔で返してくれたり喜んでくれたりするので、毎日がすごく楽しかったです。でもある日、同じレジのアルバイトをしている人から『親切すぎる対応は気をつけたほうがいい』と注意されまして……。最初は何を言われているのか、まったくわかりませんでした」
◆「髪型似合ってるね」…常連客の“勘違い”が発覚
ピンときていない様子の宇山さんに、そのバイト仲間は「宇山が自分に気があると勘違いしていそうな客がいる。宇山のところに並んで、こっちが空いていると呼びかけても来ないんだよね」と説明した。「そのお客さんは、ぽっちゃりとした30代くらいの常連さん。少し暗い感じの人ではあったけれど、だんだんと打ち解け、挨拶や日常会話も交わすようになっていただけに、最初は正直“まさか”という信じられない気持ちでした」
さらにそのバイト仲間は「聞き間違いかもしれないけど、この前は『こっちが空いています』と声をかけたら『あの子が待ってるのに邪魔するな』ってボソっと言っていて怖かったよ」と話したようだ。
「言われてみると『髪型似合っているね』『笑顔が見れて元気になったよ』などと声をかけられたことを思い出して急に怖くなりました」

