◆退勤後に待ち伏せ…彼氏気取りの客が放った“恐怖の言葉”

男性客はその日、宇山さんが男性スタッフと話していたところを目撃していたらしく「僕がいるのにどうしてあんなに親しく話しているの?」と恨めしそうな顔で詰め寄ったという。そして「誰にでもあんなふうに笑顔で受け応えしているのか」と口調は強まっていったようだ。
「男性客は完全に彼氏気取りで恐怖を感じました。『髪型、似合っているね』『笑顔が見れて元気になったよ』と男性客から言われたとき、サラリと笑顔で『ありがとうございます』などと受け流していたことが誤解させたのかもしれません」
◆笑顔の接客がトラウマに…
宇山さんはすぐに「あなたと私はお客さんとレジの人で、それ以上でもそれ以下でもありません。怖いことを言うなら警察呼びますよ」と言い放って逃走。恐る恐る翌日出勤したがそれ以降、男性客は現れなくなったという。「そのスーパーで働くのが怖くなって、少ししてバイトをやめました。いまの仕事も接客業ですが、あのときの恐怖からあまり笑顔で接客できなくなりまして……。この前はお客さんに『愛想悪いなぁ』と嫌味を言われてずっとモヤモヤ。このままの接客でいいのか自問自答しています」
接客業自体をやめたほうがいいのかもしれないと悩む宇山さん。店やサービスを利用するときには、こういった事情を抱えた人もいるのだということを理解したり、消費者である私たちも、誤解してスタッフを困らせないようにする意識が必要だろう。
<TEXT/夏川夏実>
【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Xアカウント:@natukawanatumi5

