減った退職金を取り戻そうと投資信託に手を出したら……老後のための貯蓄が3分の1以下に
妹と相続でもめた結果、退職金が半減してしまった男性。「残った退職金を増やそうと、銀行に勧められるまま知識のない投資信託に一括投入」しました。

しかし、投資信託は「運悪く暴落」。結果として「老後の資金として頼りにしていた退職金の大部分を数年で失ってしまいました」。
妹との相続トラブルと、続く投資の失敗。男性は、二つの出来事によって「一番困ったのは、老後のための貯蓄が計画の3分の1以下になってしまったことです」と悲痛な現状を吐露します。
「家の修繕や病気への備えが不十分になり、以前は楽しみにしていた夫婦での旅行や外食を一切控える生活になりました」と男性。
現在は「毎月の年金だけで生活をやりくりするのは想像以上に厳しく、節約のためにスーパーの閉店間際を狙う日々が続いています」と、金銭的に苦しい生活を送っているようです。
妻に対する申し訳なさと無知な自分への怒り。専門家を頼って家計を見直す
大切なお金を失ったこと以上に男性を苦しめたのは、さまざまな後悔の念でした。

相続トラブルによって、妹との関係が修復不可能なほど壊れてしまったことへの悲しみ、そして安易に投資に手を出した自分への怒り……。その2つが男性の中に渦巻き「夜も眠れない日々が続きました」。
男性は「銀行の担当者を信じ切っていた自分の無知さが情けなく、妻に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいで、将来への強い不安からうつ状態に近い心境でした」と、当時の苦悩を打ち明けました。
とはいえ、このまま何もしなければ、苦悩は解消されません。妹との相続トラブルで無料の法律相談を利用した男性は、投資の失敗についても同様に、専門家を頼ることに。
男性は「ファイナンシャルプランナーに相談し、残った資産をどう守りながら生活を立て直すべきか、家計の見直しを一から指導してもらいました」と振り返ります。
「失ったお金は戻ってきませんが、家計の見直しによって毎月の赤字を抑える仕組みができ、精神的には少しずつ落ち着きを取り戻しています」と男性。現在は前を向いて歩み始めているようです。
