人を見る目がなかった自分への嫌悪感。疑心暗鬼に陥った日々
連絡が途絶えた当初、男性は「何か事故にでも遭ったのではないか」と友人を心配していたと言います。

しかし、無視され続けるうちに、裏切られたことに気づき「怒りと悲しみが交互に押し寄せてきました」と男性。「親切心を利用されたことへの情けなさと、人を見る目がなかった自分自身への嫌悪感で胸がいっぱいになり、夜も眠れない日々が続きました」。
20万円という経済的なダメージ以上に、信頼していた友人に裏切られた精神的なショックに苦しめられたという男性。
日常生活に支障が出るほど落ち込み、さらには、その友人を紹介した別の知人との関係もぎくしゃくしてしまいました。
周囲との関係にまで悪影響が及んだ当時の苦しみを、男性は「自分の周りの人間関係全般に対して疑心暗鬼になってしまった」と吐露しました。
法テラスへ相談し、共通の友人の仲介で公正証書を作成
とはいえ、貸した20万円は何とか取り返したい……そう思った男性は、共通の友人に状況を話して仲介を依頼します。同時に、法的な対応も視野に入れて行動を開始しました。

「法テラスの無料相談を利用して、個人間での金銭貸借における法的な解決策についてアドバイスをもらい、今後どのようなステップを踏むべきかを確認しました」と明かす男性。
内容証明郵便の送付も検討したものの、手続きの煩雑さと費用を考慮し、まずはSNSを通じてメッセージを送り続けることにしました。
やがて、共通の友人が間に入ってくれたおかげで、ようやく本人とも連絡がついたと言います。
全額一括での返済は難しかったため、「毎月少額ずつ分割で返済してもらうという公正証書を作成しました」と男性。現在は少しずつ返済が進んでいます。
ただ、金銭トラブルで失われた友人への信頼は戻らない様子。男性は「以前のような友人関係に戻ることは二度となく、深い溝が残ったままです」と明かしてくれました。
