この出費、本当に必要だったのかな――。実は、年収よりも「何にお金を使うか」が幸福度を左右します。本記事では、ポジティブ心理学の視点から、コミュニティ・キャリア・お金のエビデンスのある「幸せになる行動習慣」を3つ教わります。
教えてくれたのは、松村亜里(まつむら・あり)さん

医学博士・臨床心理士。ニューヨークライフバランス研究所代表。母子家庭で育ち中卒で大検を取り、朝晩働いて貯金をして単身渡米。ニューヨーク市立大学を首席で卒業後、コロンビア大学大学院修士課程(臨床心理学)・秋田大学大学院医学系研究科博士課程(公衆衛生学)修了。国際教養大学でカウンセリングと心理学講義を10年以上担当。新刊に『ハーバード・コロンビア大が証明する 幸せが増える習慣』(すばる舎)がある。
習慣1:自分が燃え尽きないように人に与える
「また頼まれちゃった……」人から何かお願いされると断れない性格の私は、仕事でもプライベートでも親切をしすぎて燃え尽きたことが何度もありました。
アダム・グラント博士の研究によると、「人に与える人(ギバー)」は成功度ランキングの最上位であると同時に、最下位にもいることがわかりました。つまり、与え方を間違えると燃え尽きてしまい、不幸になってしまうということです。
グラント博士は、自分も相手も幸せになる与え方を「戦略的ギバー」と呼んでいます。
感情だけでなく、「誰に、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように、どのくらい」を意識することで、自分も相手も幸せになる与え方ができるのです。
<幸せに与え続けるための7つのポイント>
- WHO(誰に)感謝してくれる人に。一方的に奪うだけの人には3回まで
- WHEN(いつ)自分に余裕があるときに、まとめて
- WHERE(どこで)自分にとって意味を感じられる場所で
- WHAT(何を)時間、スキル、知識、笑顔、親切、お金など
- WHY(なぜ)義務感ではなく「やりたい」という愛から
- HOW(どのように)自分の強みを活かして楽しく
- HOW MUCH(どのくらい)年間100時間まで。週2時間程度が目安。それ以上は燃え尽きやすい

