正月に起きた事件…「家事くらい手伝え!」息子に激怒した父親
事件が起きたのは、親戚が実家に集まっていたお正月のことでした。
年末の仕事の疲れと、大人数でのコミュニケーションへの苦手意識から、シンジさんは挨拶を済ませたあと、すぐに自室に戻ってのんびりしていました。
すると、父親が部屋に乗り込んできて「おいお前、部屋に引きこもってばかりじゃないか! 親戚も来ているんだから、家事くらい手伝え!」と激怒。
シンジさんがたまらず「毎月ちゃんと生活費だって払ってるじゃないか!」と反論した瞬間、父親の口から思いもよらない言葉が飛び出しました。
「たかが5万で偉そうにするな!」GWまでに退去宣告…
「たかが月に5万円入れているくらいで、この家で偉そうにするな! 俺の年金のほうがずっと多いんだぞ。生意気いうなら、今年のGWまでに出て行け!」
シンジさんは耳を疑いました。高度経済成長期を働き抜き、現在は月に20万円以上の年金を受け取っている父親からすれば、息子の5万円は「たかが知れている金額」だったのです。また、コミュニケーション能力を「個人の努力不足」と片付ける古い価値観を持つ父親には、シンジさんの生きづらさや労働環境の厳しさを理解できていませんでした。
「親父の言葉でショックを受けました。自分の必死の努力を全部否定されたようで……」
シンジさんは自分が親から経済的にも精神的にも、一人前として認められていないことを思い知らされました。GWというタイムリミットが迫るなか、シンジさんは手取り18万円で借りられるアパートを調べています。父親とはできる限り鉢合わせないよう、共同生活を続けています。
「生活は苦しくなるでしょうが、自立するいいキッカケになったのかもしれません」
[参考資料]
内閣府「令和6年度 高齢者の経済生活に関する調査結果」
