◆仕事のことを打ち明けた瞬間、家族に「縁、切っていいよ」

「私の家族は母と弟が2人いるのですが、全員知っています」
――どんなタイミングでカミングアウトしたのですか?
「確かデビューして1~2年後くらいです。今は変わってはきているけれど、当時はまだまだセクシー女優に良い印象がなかった時代。母は絶対にショックだったと思うのですが、それを顔には出さずに『そんな感じだとは思っていた。最後まで納得いくまでやりなさい』と言ってくれました」
――弟さんたちの反応は?
「私は『縁、切っていいよ。ありえないと思うから』って言ったのですが、ぜんぜん大丈夫でした。正直、私が逆の立場だったら耐えられなかったと思うんですよ。受け入れてくれたみんなには頭が上がりません。母のことは最期まで面倒を見ると心に決めているし、弟たちのことも困っていたら何としてでも助けたいと思っています」
――結婚願望はありますか?
「いつかはしたいですよ。結婚っていつでもできるから、40代を過ぎても問題ないです。ただ、子どもについては諦めていますね。年齢的に今すぐ仕込まないと難しいじゃないですか。一人の女性としての人生については、すべて女優を辞めてからになると思っているので」
――まだ引退をすることは考えていない?
「正直いうと、そこまで現役でいられる期間は長くないと思っています。今はちょうど、いつまで続けるかを考えているところなんですよ」
――体力面での不安があるのでしょうか?
「それは全くないんです。でも、変な辞め方をしたくないからこそ、いつにするかを迷っているんですよね。仲の良かった元・女優さんたちに聞くと、みんな『ある日突然、辞めようってなった』と言うんですよ。何かがバンッときた、みたいな」
――まるで天啓のような。
「そう。だから私も天啓が降りてくるのを待とうかと。それまでやりきって、1人でも多くのファンに会えるよう、もう少し頑張りたいと思います」
――ありがとうございました!
<取材・文・撮影/もちづき千代子>

