「自分のやってきたことは何だったんだろう」。将来設計が崩れて絶望

当然受け取れると思っていたお金が受け取れないかもしれない……この事態に、男性の人生計画は大きく狂ってしまいました。
「一番困ったのは、将来設計が立てられなくなったことです」と男性。「独立や結婚に向けて資金として考えていた分が受け取れない可能性が高くなり、引っ越しや新生活の準備が進められなくなりました」と、その実害を明かします。
さらに、父親とは普通の会話すら気まずい雰囲気に。父親との関係悪化による精神的なストレスも抱え込んでしまいました。
「正直なところ、裏切られたような気持ちと戸惑いが強くありました」と当時の心境を明かす男性。
「これまで家にお金を入れてきたのは、家族のためでもあり、自分の将来にもつながると思っていたからです。それが否定されたことで、『自分のやってきたことは何だったんだろう』と虚しさを感じました」と吐露しました。
さらに、怒りの矛先は、言われたことをそのまま思い込み、しっかりと確認してこなかった過去の自分へも。「怒りと自己嫌悪が入り混じった複雑な気持ちでした」と後悔をにじませました。
客観的な視点を取り入れたことで、感情的にならずに話し合いへ
どうにか問題を解決したい……そう思った男性は父親とあらためて話し合いの場を設けることにしました。

話し合いでは感情的にならないことを意識。「これまで家に入れてきた金額や期間を自分なりに整理し、メモにまとめて具体的に説明しました」と論理的にアプローチしました。
さらに、信頼できる友人に相談したり、インターネットで法的な考え方などを調べたりして、客観的な視点も取り入れたと言います。
その結果、完全に解決したわけではないものの「これまで曖昧だったお金の扱いについて、お互いの認識のズレを冷静に話し合うことができ、少なくとも今後のルールについては明確にしようという合意ができました」と問題解決に向けて明るい兆しが。
父親も男性の気持ちを少しは理解し、貯蓄の一部については見直しを検討する姿勢を見せてくれたそうです。
