日本時間4月30日、ドジャースは本拠地ドジャースタジアムでマーリンズと対戦。先発マウンドに上がったタイラー・グラスノーが6回途中まで2失点の粘投を見せたが、打線の援護に恵まれず、2-3で接戦を落とし、マーリンズ相手に1勝2敗とまさかの負け越しを喫した。
◆試合によって好不調の差が激しいドジャース打線

試合によって好不調の差がかなり激しいのも今季のドジャース打線の特徴だ。打線がつながった時は2桁得点を挙げることも珍しくないが、タイムリー欠乏症に陥ることも少なくない。その最たる選手が他でもない大谷である。
30日のマーリンズ戦に1番指名打者で先発した大谷。最終回まで5回打席に立ったが、大谷は2打数無安打に終わった。2日前までは2試合連続で猛打賞とバットが振れていたが、前日の登板の疲労も残っていたか、この日は自慢のバットから快音が聞かれなかった。それでも3つの四球を選び、今季4つ目の盗塁を成功させるなど、1番打者としての役割はしっかり果たした。
1点を追う9回裏には、1死二、三塁の場面で大谷に打席が回ってきた。しかし、案の定、マーリンズバッテリーは大谷を歩かせ、次打者フリーマンとの勝負を選択。結果は、セカンドゴロダブルプレーという最悪の結末で、ドジャースは一打逆転サヨナラの好機を生かせなかった。
この敗戦でドジャースは20勝11敗で4月を終了。2位のパドレスも2連敗を喫したため、0.5ゲーム差で地区首位の座は何とか守っている。
◆遠征6連戦へ…大谷の復調が浮上のカギを握る?
ドジャースは移動日を1日挟み、日本時間2日から6日間の遠征が待ち受ける。そして、4月から5月に替わることを味方につけられそうなのが、打者・大谷である。今季も開幕から1番に固定されている大谷。30日のマーリンズ戦で、得点圏に走者を置いた場面で回ってきた打席は1度だけだった。
その2日前には2点を追う9回裏、1死一、二塁の場面で打席に立つと、勝負強さを見せつけ、タイムリー二塁打を放っていた。ただ大谷が得点圏の場面で安打を放ったのは、かなり久しぶりだった。
今季のドジャースは下位打線が比較的好調で、走者を置いた状況で1番・大谷に回るケースが多い。実際に、今季の大谷は得点圏で33回打席に立っている。これは前年同時期(4月末)の22打席の1.5倍だ。下位を打つ選手がこぞって不振に陥っていた1年前に比べると、大谷の打席でより多くの得点機を演出していることが分かるだろう。
しかし、好調の下位打線に反して大きく変わらないのが大谷のチャンスでの打撃だ。1年前は4月末の時点で得点圏打率が.125(16打数2安打)、本塁打0、打点1という体たらくだった。
今季はここまで1本塁打、7打点と、この2つの数字は改善しているが、打率は.167(24打数4安打)。7つの四球を選んでいるほか、2つの犠飛があるものの、チャンスで凡退するシーンが目立っている。それもそのはずで、大谷は4月上旬から約3週間、18打席にわたって得点圏の場面で安打が出ていなかった。

