◆得点圏打率低迷…“春先に弱い大谷”の傾向
そもそもドジャース加入後の大谷はチャンスに弱く、エンゼルス時代に.296あった得点圏打率は、ドジャース移籍後に.261と大きく下がっている。特に春先はそれが顕著で、2024年以降、3~4月の得点圏打率は.184→.125→.167と推移。得点圏打率1割台の低空飛行が、春の大谷の風物詩と化している。大谷ほどの打者だけに、チャンスの場面では相手バッテリーも警戒し、真っ向勝負を挑んでこないのも事実だろう。ドジャースには、大谷の後にも強打者が待ち構えているが、それでも大谷が打たなければドジャース打線の威力が半減するのもまた、疑いのない事実である。
◆5月に打棒爆発なるか…
さて、ドジャースとパドレスの一騎打ちムードも漂うナ・リーグ西地区だが、ドジャースが抜け出すにはやはり大谷の打棒爆発が必須だろう。ドジャース1年目の2024年は5月の月間得点圏打率は.381、そして2025年も.333をマークした。果たして、今年も月が替わって大谷のツキが変わるのか。まずは2日から始まるカージナルスとの3連戦で走者を返す大谷の打撃を見たいところだ。
文/八木遊(やぎ・ゆう)
【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。

