「一切の笑いが家から消えた」。家族全員を巻き込む負の連鎖
男性が困ったのは金銭面の問題だけではありませんでした。長女から目が離せないことで、働きたくても働けない事態に苦しんだだけでなく、満足に睡眠がとれない日々も続いたと言います。

さらに、その影響は他の家族にも。「長女の動きを見て長男まで不安定になってしまい、妻もふさぎ込み話をしなくなった。一切の笑いが家から消えた」と明かす男性。家族は崩壊寸前の状態に陥ってしまいました。
そして驚くことに、その状況は現在も完全解決には至っていない、とのこと。男性は「今後の見通しが全く立たず、生活が破綻することがあきらかであり夢も希望も無い」と現在の絶望的な心境を吐露します。
「TVなどで鬱に関して見かけることは度々あったが、家族の中で一人が鬱になると家族全員に影響が出る怖さ」を身をもって体感している男性。年齢的に転職も現実的ではなく「今後どうすればよいかわからない」と、八方塞がりの状況に立たされています。
新たな病院を探して試行錯誤。少しずつ落ち着きを取り戻してきた長女
それでも男性は、少しでも状況を改善しようと試みました。
もともと長女がカウンセリングを受けたり、入院したりしていたクリニックは「あまり効果的でなかった」と感じた男性。「長女に合った病院を探すために京都中を転院しまくった」と明かします。
その過程で「意外と不誠実な病院が多いのにとても驚いた」と医療機関への不信感も味わいましたが、娘のために試行錯誤を続けました。さらに、周囲に話しづらい悩みはAIを活用して、解決するようにしたのだとか。

今、長女は「以前よりかは少しだけ落ち着いた」と言います。真っ暗だった家に少しだけ、光が差してきたようです。
とはいえ、現在も壮絶な生活は継続中で、男性自身の限界も近づいています。
「みんなは5年後が、10年後が、老後がと言うが、わかっていない。今日を超えることができなければ明日なんて来ないことを理解していない。今を一番大事にしないと」と男性。
家族が突然病気になり、明日が見えない中で必死にもがく、そんな男性のリアルなエピソードでした。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
