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タイムレスな美しさを見た【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記③】

タイムレスな美しさを見た【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記③】

ロジェ・ヴィヴィエの展示会(現地時間3月5日)

ロジェ・ヴィヴィエの展示会は本社で。ドレスのように主役になる、華やかでカラフルな靴。それがゲラルド・フェローニのデザインする靴です。新作を見るたびに心が弾みます。

今回は1959年に登場したショックヒールが新作として再登場していました。このバランスのヒールを生み出したということは当時とても画期的だったはず。それがゲラルド・フェローニの感性で現代的に進化し、洗練されました。

また、ブランドの象徴ともいえる存在であるベル ヴィヴィエのバックルがサイハイブーツに。会場では、職人の手仕事をあらためて伝えるためにスタッフが実際に作業をしている様子も見られました。

前回同様、見応えがあったのがアーカイブの数々です。創業者のロジェ・ヴィヴィエが手がけた靴が展示されていました。当時としてはまさに斬新というべきデザインと色遣い。靴の世界をぐっと広げたことが見てとれます。

そして、私がいつも楽しみにしているのが会場のフラワーアレンジ。毎回、華やかで見事です。

ジュンコ・シマダ(3月5日)

ジュンコ・シマダの新作発表が今回でなんと90回目なのだそうです。浮き沈みの激しいファッションの世界で、45年にわたって服を作り続けているのはすばらしいことです。

「私の服を着てくださる人がいて、幸せです。仕事を続けられるということを神様に感謝」と島田さん。

親にパリに行くお金を出してもらった時には「3か月しかいられないわよ」と言われたそうです。でもあこがれのパリは道を歩くだけでも楽しくて、どうしたらもっといられるかを考えた末に住み込みで家事や育児の手伝いをするオペアをしたとか。

島田さんにとってパリは「家も店も、誰の助けもなく手に入れた場所。だから大切なんです」。

新作を発表する展示会も「私は身の丈にあった見せ方で。それが幸せだから」。この日、服とともに窓のところに飾ってあったのは咲き始めたモクレンの枝。自宅の庭のモクレンを切ってきたのだそうだ。「春らしくていいでしょ。芽が出て花が咲いて。人生が始まるみたいで」

84歳の今もパリと日本を行ったり来たり。長年フランスで生活してきたからなのか、どこかコケティッシュな雰囲気。白い髪をふわっと結い上げ、ファッションに関しても自分のスタイルを持っていて、とにかくすてきなのです。

配信元: marie claire

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