アズディン・アライアギャラリー(3月5日)


「ラ ギャラリー ディオール」で開催されていた展覧会で「ダブル・エキシビション」と書かれていたもうひとつの展覧会が、アズディン・アライア財団で開催されている「ふたりの巨匠」という展示でした。ふたりとはクリスチャン・ディオールとアズディン・アライアです。服のコレクターでもあったアライアが収集した服の中から、「ニュー・ルック」を生み出したクリスチャン・ディオールと、そのアトリエで短期間ながら修業したアライアのクリエイションの神髄を見せたものです。

世代が違うふたりの作品を対比するように並べて展示してあると、どちらの服も美しい。ウエストを絞り込むスタイルなどは、アライアがいかにディオールのスタイルに大きく影響を受けていたかがわかります。ただ、一点一点見ていくうちに、どちらのデザイナーの作品かわからなくなる瞬間がありました。これが時代を超えた美しさというものなのかもしれません。

この財団がある場所はかつてのアライアのアトリエでした。アライアはスタッフらと食事も共にしながら服作りをしていたそうです。アトリエの当時の様子も残されています。
text : Izumi Miyachi
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