◆一過性の話題で終わらせないための次の一手
今後の成長戦略については、単に売り場を維持するだけでなく、新しい飲用シーンや楽しみ方の提案が鍵を握ると大槻さんは語る。例えば、お酒の割り材としての活用だ。
発売前から、社内でもお酒との組み合わせも一考していたそうだが、SNS上ではすでに、“NOPE割り”の飲み方を紹介する投稿が見られる。
こうした飲み方の提案や、サントリーの酒類を仕入れる飲食店でのメニュー展開など、新たな広がりを積極的に仕掛けていきたいそうだ。
さらに、SNS上ではNOPEのフェイスアイコンが擬人化され、キャラクターとして楽しまれるなど、ユーザーによる二次創作も広がっている。
こうしたエンタメ的な遊び方は既存のサントリー商品では珍しく、「新たな勝ち筋を探っていきたい」と意気込む。
SNSを中心に賛否両論を呼んでいるサントリーのNOPE。一過性の盛り上がりなのか。それとも、長く愛される炭酸飲料なのか。
その本当の真価は、これからの結果次第で変わるだろう。
<取材・文・撮影/古田島大介>
【古田島大介】
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

