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おにぎりや弁当の「常温放置」が招く重篤な症状…専門家が警鐘を鳴らす食中毒対策の“盲点”とは

おにぎりや弁当の「常温放置」が招く重篤な症状…専門家が警鐘を鳴らす食中毒対策の“盲点”とは

◆デリバリー普及がもたらす危うさ

寺井美佐栄氏
寺井美佐栄氏
寺井院長いわく、近年における食習慣の変化も、食中毒に影響を与えているらしい。

「例えば、2020年以降の新型コロナウイルス流行では、外食・外出の機会が激減したため「Uber Eats」などアプリによる出前・宅配が一般化しました。しかし、これも調理後から喫食までの時間が長くなったり、温度管理が不十分だったりすると、食中毒の危険性が高まります。ほかには健康志向の高まりによって食品の低加熱や生食がもてはやされる傾向もありますが、これも一定のリスク要因となり得ます」

その反面、食品の冷蔵・冷凍技術やパッケージング技術も確実に進化しており、細菌の増殖を抑える工夫は進んでいる。従来より安全に食品を扱える環境は一般家庭レベルでも整いつつあるが、こうした中で食中毒を避けるために最も大切なことを、寺井院長へ最後に質問した。

「食中毒対策は普段の基本習慣の積み重ねが何より重要。食品保存や衛生管理の技術は進歩していますが、最終的に健康を守るのは日々の基本的な意識です。温度管理・時間管理・衛生管理といった基本を大切にしましょう。正しい知識をもとに、安心して食事を楽しみながら、内側から整った健やかな状態を維持していただければと思います」

ただでさえ暑さによって体力を奪われ、体調も崩しがちな夏場に、食中毒までもらってしまっては目も当てられない。まずは身近な所から用心しておこう。

<取材・文/デヤブロウ>

【デヤブロウ】
東京都在住。2024年にフリーランスとして独立し、ライター業およびイラスト業で活動中。ライターとしては「Yahoo!ニュース」「macaroni」「All Aboutニュース」などの媒体で、東京都内の飲食店・美術館・博物館・イベント・ほか見所の紹介記事を執筆。プライベートでも都内歩きが趣味で、とりわけ週2〜3回の銭湯&サウナ通いが心のオアシス。好きなエリアは浅草〜上野近辺、池袋周辺、中野〜高円寺辺りなど。X(旧Twitter):@Dejavu_Raw
配信元: 日刊SPA!

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