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60を過ぎてからの恋愛【後編】人生の降り口は別々でも共に生きるという覚悟

60を過ぎてからの恋愛【後編】人生の降り口は別々でも共に生きるという覚悟

シニアの事実婚で発覚するジェネレーションギャップは、年齢差があるほど開きが大きいのに…。口喧嘩しながら出かけたクルーズ旅行で想定外の大発見は、王子様が身近にいたことでした。

大人の恋愛のジェネレーションギャップ

大人の恋愛のジェンダーギャップ

大人すぎる同士の恋愛。前期高齢者と後期高齢者のカップルが事実婚を始めてそろそろ2年になります。必ず付きまとうのはジェネレーションギャップ。一回りの差は想像以上に開きがあり、ファッション、食事、音楽などの好みがズレているし、テレビを見ていても興味を持つ対象が一致しません。

新しいことを覚えるのが億劫になった彼は「面倒くさい」「忘れた」が口癖になり、スマホの操作などは何度教えても振り出しに戻るのです。

やっと画面が表示されて静かになったと思えば、うつらうつらと居眠りをしてる……。おじいちゃんなんだねと笑って見守ればいいものを、「なんで寝てるのよ!」と怒鳴り散らしてしまう自分は眉間にシワが寄ったおばあちゃんです。

年金世代

どうしてカトちゃんを支える綾菜さんみたいに優しくなれないんだろう。私は他人と暮らすことに向いていないのかな……と自己嫌悪が増すばかり。それでも翌日になれば、ほがらかに接してくれる彼には心をほぐされていました。

クルーズ旅行でわかった彼の王子様度

MSCベリッシマ

家にこもってるだけじゃダメ! 体が動くうちに人生をもっと楽しみたいという彼の夢に寄り添って、4月に10日間のクルーズ旅行に行ってきました。

初めて乗ったMSCベリッシマは、全長が東京タワーの高さとほぼ同じというイタリアの巨大客船。乗客定員は約5,600名で、満室だった客層の8割は高齢者でした。

ベリッシマのバーテンダー

スタッフは大半が外国人で、会話は基本的に英語なのですが、とたんに頼もしくなった彼。現役時代は1年じゅう海外を回る仕事をしていたので、水を得た魚のごとくオールラウンドに振舞えるのです。

レディーファーストのエスコート、がんばりすぎずに着こなすドレスコード、レストランやバーのスタッフとのウィットに富んだ会話。あれっ、私ってシンデレラになったの!?と驚かされる瞬間が沢山あります。

ベリッシマのラウンジ

周りを見渡すと白髪の王子様にエスコートされるマダムがいっぱい。

車いすに乗った奥様と手をつないでダンスするご主人。おそろいのシューズでウォーキングトラックを早歩きするご夫婦。印象的だったのはエレガントナイトのバーカウンターで、90代とお見受けする奥様が真っ赤なマニュキュアでご主人と手を重ねているシーンでした。

配信元: HALMEK up

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