「FPに聞きたいお金のこと」。今回は高校生からの相談です。これから始まる大学生活、そして社会人生活に向けて貯蓄や投資とどう向き合うべきか?今のうちからこのようなことを考えられるのはとても素晴らしいですね。資産形成を行う上で大きな味方になってくれるのが「時間」です。当然若い人の方が時間はたっぷりあります。その時間に加え、お金の知識も身に付けて楽しい日々を過ごしてもらいたいものです。
高校生Hさんの相談内容
現在高校3年生の18歳です。高1の頃に500円玉貯金を始めたのをきっかけにお金に興味を持ち、これからはじまる大学生活の中では空いた時間に投資をしていきたいと考えています。
そこで相談なのですが、大学生のうちに貯金などの工夫でこれだけはしておいた方が良いこと、または社会人になって後悔しないように今のうちにしておくことはありますか?
お金について、考えてもらいたいこと
【画像出典元】「stock.adobe.com/yasuyasu99」
筆者も将来の仕事を暗示していたかのように小学生の頃から銀行通帳を作り、小学6年生の頃には普通預金と定期預金の違いも覚え、もらったお年玉を普通預金より金利の高い定期預金に預けていたのを覚えています。
当時は金利も高く、高校生になった頃にはその定期預金は1.5倍ぐらいに増えていましたが、買いたいものがあり、あっさりと解約してしまいました。Hさんから「後悔しないように今のうちにしておくことは?」と質問がありましたが、まさに私にとっては後悔の一つです。深く考えることなく解約してしまい、もう少しゆっくり検討すればよかったと後になって思いました。Hさんにはそうならないように貯蓄や投資を実践しながら、お金や金融の仕組みを積極的に学ぶことを意識してもらいたいです。
また、お金は日本円だけではありません。世界にはドルやユーロといった通貨もあります。日本で生活していれば日本円が一番便利ですが、「貯める」という観点では必ずしも日本円でなくてもいいのです。
将来、投資に向き合うようになると、世界の株式市場などの知識が必要になります。しかし学ぶといっても試験勉強のように机に座ってする必要はありません。長期休暇に海外に出向く、外国人留学生と仲良くなるといった方法でも視野が広がり、お金の知識を身に付けることもできると思います。
貯蓄をする際も、「なんとなく貯金」ではなく、「500円のまま貯金する以外に方法はないの?」という具合に疑問を持ちながら向き合ってみてください。