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ビールで7時間火入れした豚肉を、ほぐしてパニーニに! パリで食べたいサンドイッチ。

ビールで7時間火入れした豚肉を、ほぐしてパニーニに! パリで食べたいサンドイッチ。

サンドイッチをこよなく愛するパリ在住の文筆家、川村明子さん。『&Premium』本誌の連載「パリのサンドイッチ調査隊」では、パリ中のサンドイッチを紹介しています。
ここでは、本誌で語り切れなかった連載のこぼれ話をお届け。No63となる今回は、本誌No150に登場した『ジョニー・ドウィッチ』で惜しくも紹介できなかったサンドイッチの話を。

毎回恒例、川村さんによるサンドイッチのスケッチからスタート。今回は豚肉のパニーニが主役です。

世の中には、それはもういろいろなサンドイッチがあって。

パンの種類だけでも多岐に渡るし、具材やソースも考えたら、ジャンル分けするにも本当にさまざまな分類ができると思う。だから探求することに一向に飽きがこないわけだけれども、そんななかで、出合うたびに「好きだよなぁ」としみじみするタイプがある。それは、前日のメイン料理の残りを、フォークやナイフを必要としない形状にアレンジしてサンドイッチの具材としたもの。もちろん、サンドイッチの専門店では前日の残り物ではなく、サンドイッチの具とすべく調理したものを用いているが、着想が"前日の主菜を元にした"ことを思わせる具材だと、それだけで心を動かされる。

偶然出合ってしまった、この店。

本誌No149の「サンドイッチ調査隊」、そして前回のweb連載で紹介した『パッセリーナ』で友人と落ち合う約束をしたある日、開店と同時に乗り込もう!と前のめりな気持ちでいたら、あまりに楽しみでだいぶ早く着いてしまったことがあった。天気の良い夕方で、せっかくだから近くを散歩しようと辺りをうろついて見つけたのが『ジョニー・ドウィッチ』だ。角を曲がるにしても3軒隣なのに、全然気づいていなかった。が、それもそうだ。最寄り駅から向かうと『パッセリーナ』が手前で、たまに少し先まで足を伸ばしても、『ジョニー・ドウィッチ』のあるほうに曲がることはほとんどなかった。加えて、営業時間がまったく被らない。かたやワインバーで18時からのオープン、もう一方はランチタイムのみの営業で15時には閉店だ。ちょっと早く着いてしまったがゆえの見っけもんにうれしくなった。

鴨のコンフィのサンドイッチを先にチラリと。

早速メニューをチェックすると、ラクレット(チーズ)やローストビーフに並び、ブッフ・ブルギニヨン(牛ほほ肉の赤ワイン煮込み)、そして鴨のコンフィと書かれている。ブッフ・ブルギニヨンサンドは少し前に別の店で食べていたけれど、鴨のコンフィが具のサンドイッチはこれまでに出合った記憶がない。どんなふうに挟まれているのだろう? 気になった。

配信元: & Premium.jp

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