◆任天堂の今後の見通しは?

「これまでの当社ハードウェアでは、発売初年度よりも2年目の販売数量が多くなるケースが一般的」(決算説明資料)でしたが、Nintendo Switch 2はややピンチといったところでしょうか。「メモリを中心とする部材価格の高騰や関税措置等に伴う原価への影響として、約1000億円を織り込んでいます」というコメントからも、ハードの利益率低下が伝わります。
2026年発売の任天堂タイトルは、『スターフォックス64』のリメイク作『Star Fox』(6月25日発売予定)、『スプラトゥーン』初のスピンオフタイトル『スプラトゥーン レイダース』(7月23日発売予定)、『ファイアーエムブレム 万紫千紅』(2026年発売予定)あたり。ファンとしては、『ゼルダの伝説』『スーパーマリオ』の新作発表が待たれます。
ゲーム以外では、先月公開の映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が好調。「公開4週間で全世界の興行収入が8億ドルを超える、順調なスタートを切りました」(決算説明資料)。前作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の続編としては成功と言えます。今後、実写映画『ゼルダの伝説』(2027年4月30日公開予定)も控えており、ハード販売が不透明ななか、他の分野でどれだけ任天堂ブランドの価値を高めていけるかが勝負でしょう。
<文/卯月 鮎>
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

