パンジー、アスチルベ ガラスの持ち手付き器
「END OF DAYと呼ばれるイギリスのヴィンテージ。持ち手が付いた形が特徴的ですが、寒色系のブルーに黄色やオレンジが混ざっているので、その色みと連動するようにパンジーを選びました」。奥のピンクの花がアスチルベ、グリーンはクレマチス・ペトリエイ。
オブジェとしても美しい、柄ものの花瓶。
東京・目黒にあるフラワーショップ『LAND』の棚には、さまざまな花瓶が並んでいる。フランスで買い付けているヴィンテージが多く、なかでも柄があるものが目につく。そこで、店主の川村あこさんが提案するのは、柄のある花器との組み合わせ。
「柄ものは難しそうに見えますが、実は花選びは比較的スムーズなんです。柄の雰囲気に合わせて生けるお花のイメージを膨らませたり、そこに使われている色から思いがけない組み合わせのヒントを得ることもできます。総柄で複数の色が入っている場合は、そのなかの一色を取り上げて、同じ色合いのものを選ぶだけでもサマになります。柄ものも恐れずに取り入れると、飾り方にさらに広がりが出るので、おすすめです」と、川村さん。
花瓶も花の一部として考え、お互いの良さを引き立て合うものとして意識することで、飾る喜びがさらに増していく。柄ものの花器は、花選びを導いてくれる、心強い味方なのだ。
「また、それ自体がオブジェのようでもあるので、花を生けていないときでもインテリアとして置いておくだけで絵になります。そう考えると、まず、空間のしつらえから入れ物を選ぶのもいいと思います。部屋のテーマカラーやアクセントカラーを拾って、その色みが入っている花瓶をピックアップする。そこから花を決めていくことで、花瓶の中だけでなく、部屋全体に統一感が生まれます」
川村あこ『LAND』店主
かわむら・あこ 学生時代に花店でアルバイトをしたことをきっかけに花の世界へ。複数の花店での修業を経て、2018年に独立。’23年に初の実店舗をオープンして、’25年に現在の場所に移転。〝どこか遠く、名もない場所〞をコンセプトとした空間で花と器を販売。展示会やポップアップショップなどの展示スペースとしても機能している。東京都目黒区中央町1‒4‒15‒1F 営業時間、休みはInstagram(@land_akokawamura)で確認を。
photo : Ryuichi Adachi edit & text : Wakako Miyake
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