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「なんで降りないんだよ…」電車内で女性を“採点”する迷惑男性に“無言の反撃”をした結果

「なんで降りないんだよ…」電車内で女性を“採点”する迷惑男性に“無言の反撃”をした結果

◆突然始まった“採点”に戸惑い

電車マナー
※画像はイメージです。 画像生成にAIを利用しています
 田中彩花さん(仮名・30代)は、平日の夕方、接骨院の帰りに乗った電車で思いがけない出来事に遭遇した。

「座席が埋まっていたので、ドア付近に立っていました」

 発車して間もなく、近くから大きな声が聞こえたという。

「いきなり『10点かな!』と聞こえて、思わず顔を上げました」

 向かい側にいた男性が、じっと田中さんを見ていたのだ。「様子がおかしい」と思って視線を外したのだが、男性の声は続いていた。隣にいる女性に話しかけるような口調だったが、その内容は田中さんの服装についてだった。

「その組み合わせは微妙」「自分ならそれは着ない」といったことを、ずっと言っていたそうだ。

 初めは状況を理解できなかった田中さんだったが、徐々に自分が話題にされていると気づいたという。

◆車内で続いた“他人のファッションチェック”

「完全に見られているという感覚でしたし、評価されているとわかって不快になりました」

 男性は、さらに細かく言及していった。

「レースのデザインが古い」
「スカートはもっと短いほうがいい」

 まるで“ファッションチェック”をするように解説していたのだとか。男性の隣にいた女性は、明らかに困惑した様子だった。

「女性はずっと敬語で相づちを打っていましたが、興味があるようには見えませんでした」

 田中さんは、男性の様子を冷静に観察。派手な柄のシャツにサングラスをかけていて、「正直、言われる筋合いはない」と思ったという。腹が立った田中さんは、あえて無言で男性を見続けた。

 すると、男性の様子に変化が現れたのだ。

「落ち着きがなくなって、貧乏ゆすりのような動きをしていました」

 しばらくして、小さな声が聞こえたそうだ。

「なんで、降りないんだよ……」

 男性は話すのをやめ、数駅後に電車を降りた。

「ただ電車に乗っていただけなのに、“ファッションチェック”に巻き込まれるとは思ってもいませんでした」

 電車では個人のマナーが大いに問われる。だが、不快に感じても声をあげにくい空気があるのは事実だ。自分の何気ない行動が周囲の迷惑になっていないか、あらためて意識する必要があるだろう。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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