更年期特有のじっとり汗も急増。タイプ別の対処法とは

5月は更年期特有のじっとり汗も急増し、暑さによるベタベタ汗と混ざり合って、非常に体力を消耗しやすい状態です。暑熱順化でベタベタ汗対策にとり組むのと同時に、更年期特有のじっとり汗対策も押さえておきましょう。
◉ホットフラッシュ
東洋医学では、本来は下半身をめぐるべき気が、コントロールを失って一気に上半身へ駆け上がってしまう現象と考えられています。そのため、ホットフラッシュが起こりそうだなと感じたときは、おへその5~10cmほど下にある「丹田(たんでん)」を意識した腹式呼吸をしてみて。上がってしまった気を下方へと引き戻す手助けになります。
あわせて、ホットフラッシュの記事で紹介した養生法もぜひ参考にしてみてください。
◉寝汗
東洋医学では「盗汗(とうかん)」と呼ばれていて、体内の潤いが不足しているために体がほてり、寝ている間に体が「空焚き」のような状態になって大量の寝汗を生じ、ますます水分を消耗してしまう(=潤いを盗む)状態と考えられています。夜中に目が覚めてしまうほど寝汗がひどい場合は、氷枕や保冷剤をタオルで巻き、首のつけ根あたりを冷やしながら寝るようにするといいでしょう。寝る前に、手首の横じわの小指側、ポコッと出た骨の端から親指の幅半分ほどひじ寄りの位置にある「陰郄(いんげき)」というツボを、反対側の親指でやさしく円を描くようにもみほぐすのもおすすめです。
◉ジワジワと漏れ出る汗
少し動いただけで汗が止まらない、あるいは常に肌が湿っているというような汗は、東洋医学では「自汗(じかん=自ずとジワジワ漏れ出る汗)」と呼ばれます。ホットフラッシュや寝汗(盗汗)は、潤いが不足している陰虚が主な原因なのに対し、自汗の場合は衛気の力が低下している気虚が主な原因。対処法としては、不足している気を補う食事がおすすめですが、特に自汗に有効とされるのが全粒粉の小麦やはちみつなどの食材。全粒粉パンを使ったハニートーストを朝食にとり入れると、自汗を抑える助けとなります。また、少し濃いめに入れた麦茶を常温で飲むのもいいでしょう。
これから始まる暑い季節は、汗が体調管理の要のひとつとなります。汗の種類に合わせたセルフケアで快適に過ごしてください。
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