「また兄のわがままが始まったか」手続きが滞る事態に呆れ果てる日々
兄の強硬な態度のせいで、相続の手続きは完全にストップしてしまいます。当時の困りごとについて、男性は「遺産分割協議書を作って法務局に届けて土地の名義変更をしようと思っても、できなかった点です」と回答。兄が遺産分割協議書へのサインを拒否したため、名義変更すら進められない状態に陥ってしまったのです。

こうした兄の振る舞いに対し、男性は「また兄のわがままが始まったかと呆れました」と胸の内を明かします。
「兄は自己中というか、元々こういうところがあったので、今回もまた言い出したかと。これまで祖母が初孫であった兄を猫かわいがりしてきたためにこのような性格になったのですが、ここでもそれを言い出すかと呆れました」との回答もありました。
兄弟間の「学費の差」を考慮し、あえて自分が妥協する大人の解決策
話し合いが平行線をたどる中、男性が解決に向けて取った行動は、意外にも「兄の言葉に従う」ことでした。

「私自身兄の方が多い目に相続してもよいと考えていたので」と男性。その背景には、兄弟間で生じた教育費の差に対する彼なりの論理的な納得感があったようです。
「具体的には、兄は高卒で、私は大卒です。当然、かかっている学費にも差があります。兄の方が評価額の高い土地を相続することになってもいいかと思ったので、それに従って遺産分割を見直しました」
自らが大卒として多くの教育費をかけてもらった事実を冷静に考慮し、あえて評価額の高い土地を兄に譲るという妥協案を受け入れたのです。男性が折れたことで、遺産相続のトラブルは無事に解決へと向かいました。
今振り返っても「恐らく今回と同じような決断をすると思います」とのこと。この経験を通して、「事前に話をしていても、揉めるときは揉めるものだと分かりました」と、親族間の相続における不確実性について教訓を回答してくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年5月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
