◆■「お客様は神様」の続きにある、知っておきたい話
今回ご紹介したエピソード。コンビニ弁当を持ち込んでの個室利用は、無銭飲食ではないため警察沙汰にはならないものの、店側にとっては立派な営業妨害です。店長の毅然とした退店要請は、感情的になることなく、客の親子にも配慮した、まさに理想的な対応だったと言えます。実は、飲食店と客のトラブルをめぐる動きは、ここ数年で大きく変わってきました。
◆農水省が公表した「カスハラ対策ガイドライン」
2026年2月27日、農林水産省が「飲食店向けカスタマーハラスメント対策ガイドライン」を公表しました。背景にあるのは、2025年6月に施行された労働施策総合推進法の改正で、企業にカスハラ防止措置が義務化されたこと。ガイドラインでは、カスハラを7つの類型に分類し、それぞれへの対応例の動画まで用意されているという徹底ぶりです。

