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特定機能病院とは?病床数・診療科などの承認要件についてわかりやすく解説!

特定機能病院とは?病床数・診療科などの承認要件についてわかりやすく解説!_KV

1.特定機能病院とは

高度な医療の提供と医療技術の開発・研修をおこなう

特定機能病院とは、高度な医療の提供と技術の開発・研修が可能な病院を指します。1992年の医療法の改正によって創設され、病床数、人員、設備面などの基準を満たした医療機関のみが承認されています。

高度な医療を必要とする患者の治療に専念するため、特定機能病院を受診するには一般の病院や診療所などのかかりつけ医による紹介状が必要です。紹介状を持たずに初診を受ける場合、医科で7,000円以上、歯科で5,000円以上の選定療養費が発生します。

特定機能病院の数と一覧

特定機能病院の承認を受けている医療機関は88施設あり(2024年4月時点)、主に大学病院やがんセンターなどがほとんどです。厚生労働省がまとめている一覧は下記のとおりです。

>特定機能病院の承認状況

特定機能病院の役割

特定機能病院の主な役割は次の4つです。

1.高度な医療の提供

先進医療技術を可能にする機器を使った診療など、一般病院では対応が難しい患者に対して医療を提供します。

2.高度な医療技術の開発・評価

特定機能病院には研究機関としての役割もあり、一般病院では対応が難しい疾患の診療技術の開発・評価をおこないます。研究に関しては、国からの補助があること、査読のある英語論文数が70件以上などの規定が設けられています。

3.​​高度な医療に関する研修

教育機関としての役割も担い、臨床研修を終えた医師や歯科医師に対して専門的な研修を実施します。

4.高度な医療安全の確保

重大な医療事故の発生を背景に、2016年には医療安全の確保が追加されました。医療安全管理部門および責任者を配置し、高難度新規医療技術の導入プロセスを明確にすることも特定機能病院の重要な役割のひとつです。

一般病院、地域医療支援病院との違いと各役割

一般病院とは、かかりつけ医として体調が悪くなった際の初期診療や健康管理に応じてくれる身近な病院のことです。病床数が20床以上あると一般病院に該当し、19床以下の場合は診療所に分類されます。診察の結果に応じて、特定機能病院や地域医療支援病院の受診に必要な紹介状を作成します。

地域医療支援病院とは地域医療の中核を担う病院で、全国に700ヶ所あります(2023年時点)。主に紹介患者に対する医療の提供と、地域のかかりつけ医に対する支援をおこなっています。病床数が200床以上あり、患者の紹介率などの要件を満たした病院が都道府県知事による承認を受けられます。

一般病院では対応できない検査・手術などが必要な場合、地域医療支援病院へ紹介をおこないます。より高度な医療が必要な場合には、特定機能病院へ紹介し、病状が安定したのち地域医療支援病院や一般病院に移るなど、相互に連携し合っています。

2.特定機能病院の承認要件

​​特定機能病院の承認を受けるためには、高度な医療の提供、開発・評価、研修の実施のほか、下記の要件などを満たす必要があります。

要件内容
紹介率
  • 紹介率50%以上
  • 逆紹介率40%以上
病床数400床以上
人員配置
  • 医師:通常の2倍以上で医師の半数以上が専門医
  • 歯科医師:入院患者数 ÷ 8 以上
  • 薬剤師:入院患者数 ÷ 30 以上
  • 看護師・准看護師:入院患者数 ÷ 2 以上
  • 管理栄養士:1人以上
構造設備集中治療室、無菌病室、医薬品情報管理室が必要
医療安全管理体制
  • 医療安全管理責任者の配置
  • 医療安全管理部門に専従の医師、薬剤師、看護師の配置
  • 監査委員会による外部監査
  • 高難度新規医療技術および未承認新規医薬品等を使った医療提供の適否を判断する部門の設置
診療科原則、下記16の診療科を掲げていること
1.内科、2.外科、3.精神科、4.小児科、5.皮膚科、6.泌尿器科、7.産婦人科、8.産科、9.婦人科、10.眼科、11.耳鼻いんこう科、12.放射線科、13.脳神経外科、14.整形外科、15.歯科、16.麻酔科

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