切り戻したハーブの活用方法

さっぱり切り戻しました。もっと短くさっぱり切ってもよいのですが、日々フレッシュハーブティーなどで使う分を残すと、このくらいがちょうどよいでしょう。ベジトラグは高さがあり、プランターの底部が地上から離れているため、切り戻しをすれば風通しは良好に保たれます。もし、底部がぴったり接地するような鉢の場合は、鉢台に置いたり、底にはさむ「ポットフィート」などのグッズを利用して風通しをよくするとよいでしょう。


プランター1つ分の切り戻しですが、収穫量はたっぷり! フレッシュハーブはハーブティーなどのほか、料理にも使えます。小さな虫がいることがあるので、軽く洗ってから使いましょう。とはいえ、全部を一度に使い切るのは難しいので、とりあえず使わない分は洗わずに、少しずつ束ねてドライにしておきます。
ハーブをドライにする方法

少しずつ束にして、直射日光の当たらない風通しのよい場所に逆さに吊して十分に乾燥させます。束が大きいと内側が乾きにくく、カビが発生したりするので、少量ずつ束ねるのがポイント。また、直射日光が当たると香りの成分が揮発しやすくなるので、室内の日が当たらない場所を選んでください。パリパリに乾燥したら、乾燥剤を入れて密閉容器(または密閉袋)で保存します。乾燥させたハーブはお茶として、また塩と混ぜ合わせたハーブ塩に。そのほか、小袋に入れて靴やトイレなどの消臭などにも使えます。カレープラントは、黄色い花色が乾燥しても残るので、ドライフラワーの素材としても楽しむことができます。

ドライ以外の保存方法としては、冷蔵・冷凍があります。冷蔵する場合は、水を含ませ絞ったキッチンペーパーに挟んで密閉容器(または密閉袋)に入れると1週間程度保存できます。冷凍の場合も密閉容器(または密閉袋)に入れて約1カ月保存できますが、解凍すると黒く変色してしまうことがあるため、使用する際は凍ったまま使います。
ハーブレシピ1・フレッシュハーブティー

もっとも簡単なハーブの活用方法が、ハーブティーです。さっと水洗いした後、耐熱容器に入れてお湯を注ぎます。ハーブは1種類よりもブレンドすることで、味と香りの調和がとれて美味しく飲みやすくなります。熱湯400ccに対し両手1杯分くらいのハーブがあるとよいでしょう。3分ほど蒸らしたら飲み頃です。
ハーブレシピ2・サルティンボッカ

サルティンボッカとは「口に飛び込む」という意味。すぐに作れて美味しいイタリアの家庭料理です。作り方はとても簡単。肉(豚、牛、ラム、鶏肉、なんでもOK)に生ハム、セージの葉をのせて楊枝で留め、小麦粉をはたいて焼きます。焼き上がりに白ワイン少々を入れてアルコールを飛ばし、バターを加え、肉となじませたら完成です。お好みでレモンを絞っても美味しくいただけます。
ハーブレシピ3・トスカーナフライドポテト

こちらは鈴木ハーブ研究所の鈴木さちよさんお気に入りのレシピ「トスカーナフライドポテト」。レシピを教えていただきました。ローズマリーなどのハーブとニンニクで香り付けしたフライドポテトで、おやつやビールのおつまみにも最適です。
【材料】
- ローズマリー 15cmほどを2枝
- タイム 2〜3枝
- セージの葉 5〜6枚
- ニンニク 1~2片
- ジャガイモ 4~5個
- ベーコン お好みの量
- 小麦粉 少々
- 塩・胡椒 適量
- 揚げ油 適量
【作り方】
① ジャガイモもニンニクも皮付きのままでOK。ジャガイモをくし切りにして小麦粉をまぶします。ニンニクは先端をカットしておきます。切らないと高温の油の中でニンニクが弾けて危険なので、忘れないように!
② 油にハーブとニンニクを入れてから火をつけ、油が170℃に温まったらジャガイモを入れて、こんがりキツネ色になるまで5〜6分揚げます。このときハーブが黒くなっても大丈夫です。
③ ベーコンを適当な大きさに切って、別のフライパンで炒めます。ジャガイモが揚がったら、ベーコンと絡めて塩・胡椒をふり、完成。
ハーブレシピ4・モヒート

グラスにグラニュー糖またはシロップ(好みの量)、ライム1/2を切って入れ、ライムを潰してよく混ぜます。ミントの葉を20枚程度入れ、軽く潰します。あまり長く潰すと苦味が出るので適度に。氷、ラム酒50ml、炭酸水50mlを入れてよく混ぜれば完成です。甘く爽やかで飲み口がよいので、くれぐれも飲みすぎにご注意を。
<ハーブを活用する際の注意点>
自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。また、ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方も医師にご相談ください。
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
