全身の衰えや不調には、実は“口の中が狭くなる”ことによる「唾液力の低下」が関わっていることが、近年わかってきました。この唾液力は何歳からでも鍛えられます。唾液力をアップして全身の健康を守るセルフケアを紹介します。
教えてくれたのは、医療法人社団光歯会 森歯科クリニック院長 森昭さん

もり・あきら 1988年大阪歯科大学卒業。京都府舞鶴市で開業。予防歯科に力を入れ、唾液とオーラルケアの大切さを全国に発信している。唾液力強化専用器具“ストレッチオーラル”開発者。著書に『口の中から甦れ!』(日本橋出版刊)など。
【唾液力アップ対策1】あご押しで唾液腺を刺激する
簡単に唾液力をアップできるのが、顎下腺、舌下腺、耳下腺という3つの唾液の出口を刺激するマッサージです。「口内炎や花粉症、二重あごが改善したという人もいるので、ぜひ試してみてください」と森さん。
顎下腺(がっかせん)マッサージ

両手の親指の腹で、あごの先から耳下まで骨のへこみに沿って指をずらしながら、ひと押し3秒、計4~5か所押します。3往復が目安。「食前に行うと唾液がたくさん分泌されてむせにくくなり、美肌効果も期待できます」
舌下腺(ぜっかせん)マッサージ

親指の腹をあごの下のくぼみに当て、舌を押し上げるようにゆっくりと10回押します。ひと押し3~5秒が目安です。爪を立てたり力を入れ過ぎたりしないように注意。両手で押しても片手で押してもOK。
耳下腺(じかせん)マッサージ

人さし指と中指の間を開いて左右の耳を挟み、耳の前と後ろに圧をかけながら、円を描くように前回しを10回、後ろ回しを10回行います。ひと回し1秒が目安。筋肉を動かすことを意識しましょう。

