最近ずっとイライラする、眠りが浅い、甘いものばかり欲しくなる――それ、実は更年期や性格のせいではなく、「腸」が関係しているかもしれません。“幸せホルモン”セロトニンと食事の関係を、人気管理栄養士がわかりやすく解説します。
教えてくれたのは、笹村望(ささむら・のぞみ)さん

腸活管理栄養士、分子栄養学認定カウンセラー。「なりたい自分を腸から叶える」をテーマに活動し、Instagramフォロワー10万人超、YouTube登録者数6万人超。わかりやすい腸活発信が人気。
「イライラしやすい人」の腸で起きていること
毎日イライラが止まらない、でもイライラしやすい性格だから仕方がない——それ、じつはコルチゾールというストレスホルモンによるものかもしれません。
もちろん、これには腸が関わっています。腸とメンタルは強い影響関係にあるので、腸が整うとストレスに強くなるだけでなく、幸せも感じやすくなるということがわかっています。
実際、幸せを感じるホルモン・セロトニンの多くが腸で作られています。腸で作られたセロトニンは全身に運ばれ、私たちに安心感をもたらしますが、忙しくて食事をおざなりにしたり休むヒマもないような状態が続くとセロトニンを作る力が弱まるため、さらにストレスに弱くなり食欲も落ち、ますます疲れるという悪循環に……。睡眠ホルモンのメラトニンも作られなくなるので、睡眠の質が落ちてしまう人もいるでしょう。
セロトニンの材料はたんぱく質なのですが、メンタルが不安定な人は、このたんぱく質が足りない傾向にあります。「イライラすると甘いものがほしくなる」という人も多いかと思いますが、たんぱく質不足自体がイライラを招きやすくなっているため、甘いものは一時しのぎにしかなりません。
そこで、一食に一品たんぱく質を摂ることから始めましょう。「毎食はムリ!」と思う方も、コンビニの味噌汁を飲むだけで大丈夫。味噌の中にはたんぱく質も、体の中でたんぱく質をセロトニンに変えるときに不可欠なビタミンB6も入っています。
イライラやストレスに悩む人は、まず、味噌汁から始めてみましょう!

