◆私もナイトワークに救われた1人
――ナイトワークの女性たちからの依頼の頻度はどれくらいですか?「問い合わせは1日に2~3件は来ますよ。スタートの段階では掲示板の誹謗中傷についてのことなのですが、実は深掘りしてみると『お店の女の子にお金を貸しちゃって……』『彼氏からDVを受けていて……』など、切羽詰まった内容が多かったりします。そういう時こそ行政書士の出番なんですよね」
――依頼をすると具体的に何をしてくれるのでしょうか。
「誹謗中傷に関していえば、告訴状の作成ですね。また、警察への付き添いをすることも可能です」
――弁護士じゃなくてもできるのですね。
「代理人として警察に告訴状の受理勧告をすることもできます。ただ、内容証明については行政書士から送ることもできますが、先方とのやりとりをすることは不可です。
また、私の場合は女性たちからの相談を受けることも大事な役割だと思っています。ナイトワーカーになかなか相談できる相手がいないのは、結局は『そんな仕事をしているせいだ』とまとめられてしまうからなんですよ」
――そういう流れで2次被害が生まれるのでしょうね。
「掲示板での誹謗中傷も、お店とのトラブルも、彼氏からのDVも、“よくあること”では絶対にないんです。みんな傷つけられて当たり前の立場ではない。傷つくことに慣れて欲しくないんですよ。
また、ナイトワーカーに対して、世間は“支援”という言葉を使いがちのように感じます。働いている場所は関係ない。誰だって誹謗中傷は嫌ですよね?すべては、いち人間が巻き込まれたトラブルであることをわかって欲しいです」
――最後に今後の目標について聞かせてもらえますか?
「私もナイトワークに救われた1人です。昔の自分のように居場所がない女の子たちが、少しでも働きやすく、そして生きやすくなるよう、尽力していきたいと思います」
――ありがとうございました!
<取材・文・撮影/もちづき千代子>

