脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「木の枝が敷地に入ってるぞ!」隣に住むクレーマー老人が隠していた“セコイ事実”。「枝なんかよりよっぽど問題」

「木の枝が敷地に入ってるぞ!」隣に住むクレーマー老人が隠していた“セコイ事実”。「枝なんかよりよっぽど問題」

◆ある日発覚した”とんでもない事実”

 クレームが続くある日の早朝、木村さんはふと隣家との境界付近に目をやり、違和感を覚えたといいます。本来であれば直線で続いているはずのブロック塀の土台が、ある地点からわずかに右へと湾曲しているように見えたのです。

「最初は見間違いかなと思ったんですが、よく見ると明らかに違和感がありました。それで境界線を示す杭のところと見比べてみたら、なんと隣家のブロック塀が境界線を越え自分の敷地内へ入り込んでいたんですよ」

 枝が数センチ越境しているどころの騒ぎではありません。塀そのものが境界線をまたいでいるとなれば、法的に見ても立派な越境問題です。木村さんは冷静に対応策を考えたようです。

「まあ先は長いので、今度隣が何か文句を言ってきたタイミングに言ってやろうと思いました」

 この事実が引き金となり、隣人との関係が大きく変化する兆しとなりました。

◆事実を目の当たりにし静寂が戻った

 案の定、隣の老人はいつものように小言を言ってきたので、木村さんは意を決して隣の重大な建築違反について伝えたといいます。

「これ見てください。おたくのブロック塀が私の家の中に入り込んでいますよ。境界線はここですから」

 余計な感情を交えず、ただ事実だけを淡々と伝えたといいます。

 老人はしばらく黙って考え込んだあと、指摘された箇所へゆっくりと歩いて向かい、自分の目でその状況を確認すると、無言で自宅に戻ったそうです。

 それ以降、老人から何かを言われることはなくなり、ようやく静寂が訪れたといいます。木村さんもあえてブロック塀の問題を大ごとにするつもりはなく、黙認することにしたといいます。

「たぶん、もう何も言ってこないと思います。だって、ウチの枝が越境するようなことなんか比べ物にならないくらい重大な問題ですからね」
 
<TEXT/八木正規>

【八木正規】
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
配信元: 日刊SPA!

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