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「積立投資よりリターンがいい」53歳でハロプロに救われた65歳男性が語る、老後不安を消す“幸せな散財”

「積立投資よりリターンがいい」53歳でハロプロに救われた65歳男性が語る、老後不安を消す“幸せな散財”

老後不安から資産形成に励む人は多い。だが、ただ貯め込むだけでは、人生は豊かにならないのかもしれない。53歳でハロー!プロジェクトにハマり、ライブ通いで日々に張り合いを取り戻した男性。50歳で大学に入り直し、「幸福」を学び始めた男性――。50代からあえてお金を使って“好き”に踏み出した人たちは、老後への不安よりも、生きる実感を手にしていた。幸せに歳を重ねるための「散財」の効能を探った。

◆53歳からファンクラブに入会

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写真はイメージ(以下同)
人生100年時代、長い老後生活に備えて、資産形成に取り組むのはもはや常識となった。だが、お金を貯め込むことが必ずしも幸せな老後生活に繫がるとは限らない。証券会社で働く田中博之さん(仮名・65歳)が話す。

「毎日、朝8時に出社して、17時までは働き続ける日々を送ってきました。でも、“彼女たち”に出会って、生活に彩りが添えられた。ガチ勢からすると私はにわかもいいところですが、感動を共有できる仲間も増えて、前向きになった」

田中さんの言う「彼女たち」とは、「ハロー!プロジェクト」のことだ。53歳からファンクラブに入会し、ライブに足を運ぶようになったという。

「もともと天地真理や松田聖子が好きだったので、YouTubeでアイドル歌手の動画をよく見ていたんです。その流れでモーニング娘。の『ブレインストーミング』が再生されたときに、『作詞・作曲担当のつんく♂さんは投資家なのでは?』と感じたんです。冒頭の歌詞〈トリプル良い事があった〉は安倍政権の“3本の矢”にかけているように感じて(笑)。ほかにも『LOVEマシーン』では〈恋はインフレーション〉という表現もある。

それでつんく♂さんに興味を持ってモー娘を聞きまくるようになったところで、道重さゆみに出会った。歌が苦手で踊りもほかのメンバーに見劣りする彼女は、ヒールキャラを演じることで一時低迷したハロプロの人気をV字回復させた。そんなアイドルいます!? “愛社精神”で嫌われ者を買って出るなんて……。サラリーマンとして生きてきた自分に、道重は見事に刺さったんです」

50代からの[幸せ散財]革命


◆ハロプロ推しの活動費は年間10万円程度

加えて、ライブで受けた衝撃が田中さんを夢中にさせた。

「全力で歌って踊る彼女たちに圧倒されただけでなく、ファンとの一体感に感動しました。ハロプロ好きは、ほかのアイドルグループよりも“箱推し”が多いせいか、誰かの卒業ライブとなれば、全員がそのコのメンバーカラーのペンライトを振って応援するし、長くファンを続けている人が多いんです。私は80代男性ファンがライブ会場で感動して涙する姿も見ました。

私も、道重が卒業直前の’14年のライブで、自分よりも歌や踊りがうまいメンバーを引き連れて登場するシーンを見るだけで、涙が止まらなくなった。以来、基本的には私も箱推しですが、飯窪春菜や牧野真莉愛など、道重のことを特に慕っていたメンバーを追いかけながらハロプロファンを続けています」

チケット代にグッズ代、仲間との交流に費やすお金は年間10万円程度と話す田中さんは、「毎月、数万円の積立投資するより、はるかにリターンがいいかも(笑)」とも話す。

「気持ちが若くなって、生活にハリが出た。何歳になっても楽しめることができたので、老後の不安もあまりない。おそらく死ぬまでハロプロ推しを続けるでしょう」


配信元: 日刊SPA!

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