がんばる自分を労わる。「心」を養い、喜ばせる3つの生活習慣

さらに日常生活においても、次のような養心安神の養生をとり入れてみるといいでしょう。
◉11時〜13時の間に「15分だけ」午睡(ひるね)をする
11~13時は、1日で最も心の働きが活発になる時間帯。この時間に活動しすぎると、心に負担がかかってしまい心の働きの低下につながることも。ちょうどランチタイムに当たるので、昼食時はひと息入れてリラックスを。そして昼食後は10~15分ほど目を閉じて休むと、心のエネルギーの消耗を防ぎ、効率よく血を養うことができます。深く眠る必要はなく、椅子に座ったまま目を閉じて静かに過ごすだけでも十分な養心安神のケアになります。
◉夕暮れどきに手を止め、3分間空を眺める
こころがざわめきやすくなる、夕暮れどき。自然界が陽のサイクルから陰のサイクルへと切り替わるのに合わせて、少しだけ作業のペースを落として、オレンジ色の空を見つめてみましょう。自然の陰陽サイクルを感じることで、体の陰陽サイクルも整ってきて、精神的にもだんだんと落ち着いてくるでしょう。
◉ベランダの鉢植えや庭の「土・植物」に直接触れる
土は生命を生み出す「母なる大地」。その土や、土に根を下ろす植物に触れることは、ざわついた心をグラウンディング(地に足をつける)させる効果があります。気分が不安定になりそうなときは、プランターの植物の手入れをしたり、庭の土いじりをしたりして、自然の土や緑に直接触れてみてください。キッチンやテーブル、デスク周りなどに小さな鉢植えを置いて、気分を落ち着かせたいときに手で触れたりにおいを感じたりするのもOK。土のどっしりとした安定感が、心に安心感をもたらしてくれます。
◉「じんわりとした喜び」を味わう
心はあらゆる感情につながっていますが、特に「喜び」の感情と深く結びついています。そのため「喜び」の感情は心の働きを助けますが、とは言え、大騒ぎするような激しい喜びは心を過剰に刺激してしまうので、おだやかな「じんわりとした喜び」を味わうようにしてみてください。例えば美術館などで美しいものを鑑賞する、見晴らしのいいカフェで自然の風を感じながらゆったりとティータイムを楽しむ、ボディトリートメントなどを受けて体のこわばりを解きほぐす、など。こうした静かで落ち着いた喜びが、養心安神の養生となります。
朝から夜まで頑張りっぱなしにならずに、自分を大切にする時間を確保することこそが養心安神。こころのSOSを感じたら、心を休ませて養い、喜ばせて、整えていきましょう。
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