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「濡れた靴に新聞紙」はもう古い。シューフィッターが実践する「爆速で乾燥させる方法」と梅雨メンテ術

「濡れた靴に新聞紙」はもう古い。シューフィッターが実践する「爆速で乾燥させる方法」と梅雨メンテ術

◆しまうときは押し入れの上

梅雨=靴の衣替えの時期でもあるので、ブーツや冬靴をしまうタイミングでもあります。最悪なしまい方は「買ったときの靴の箱に入れる」ことです。断言します。絶対にやめてください。靴の箱は紙でできているとはいえ、日本の湿気では確実にカビます。どれだけシリカゲルを大量に投入したところで追いつきません。

ベストは「ほったらかし」。高い靴を100足近く保有している知人を何人か知っていますが、共通しているのが外気にさらしていること。コレクターでもない限り、箱と靴の中の紙のアンコは無用の長物です。私は実店舗で靴を買った場合は、レジで箱と靴の中のアンコも捨ててもらっています。靴を長期間しまう時は、玄関ではなく押し入れの上にむき出しにして保管しています。押し入れの上が、家の中で一番乾燥しているからです。

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コロンブス「ワサエース」。770円。写真は公式HPより
さらに靴の中にはシューツリーと、「ワサエース」を片足にひとパック入れれば完璧。名前の通り、成分はワサビ。パック越しでもワサビの刺激臭がほのかに感じるほどですが、靴に匂いは移らないので安心してください。1パックで半年、効果が持続します。カビも虫も寄せ付けません。

梅雨の靴トラブルは、濡れることそのものより、「半乾きの状態を長時間放置すること」で起きます。実際、靴の悪臭・カビ・加水分解・接着剤の劣化など、寿命を縮める原因のほとんどが湿気。逆に言えば、乾燥と保管を少し見直すだけで、靴は驚くほど長持ちします。

靴は毎日、体重を支えながら汗と湿気を吸い続ける消耗品。だからこそ梅雨時期だけでも、「乾かす」「休ませる」「湿気をためない」を徹底してみてください。お気に入りの1足が、数年単位で変わってくるはずです。

【シューフィッター佐藤靖青】
イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』。著書『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』
配信元: 日刊SPA!

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