現地時間2日(日本時間3日)、ナ・リーグ西地区の首位を走るドジャースは敵地チェイス・フィールドでダイヤモンドバックスと対戦。ドジャース打線が先制攻撃を見せ2回までに4点を挙げると、先発マウンドに上がったエリク・ラウアーが5回途中まで2失点の粘投で試合をつくった。

◆大谷復調の裏にあったロバーツ監督の決断
前日の試合で1-4と完敗を喫したドジャース。迎えた3連戦の第2戦で、嫌な流れを断ち切ったのは他でもない、1番・指名打者で先発出場した大谷翔平だった。大谷は初回にいきなりライトへの二塁打を放ち出塁すると、その後、フレディ・フリーマンの2ランで、先制のホームを踏んだ。さらに第2打席はタイムリー三塁打で走者2人が生還。第3打席以降は、一塁ゴロ、敬遠、三振と、猛打賞は逃したが、大谷の打撃がチームの勝利に大きく貢献した。
一時は2割3分台まで落ち込んでいた打率も、気づけば3割目前までV字回復。あとは4試合遠ざかっている本塁打が待たれるところだろう。
そんな打者・大谷の復調に大きく寄与したのが、デーブ・ロバーツ監督が約1週間前に下したある決断だ。それが、2番にアンディ・パヘスを配置したことである。
今季のドジャースは開幕から2番打者に苦労してきた。開幕当初はFAで移籍してきたカイル・タッカーがその役割を担っていたが、昨季までの打棒を披露することができず。1か月足らずで4番に“降格”。その後もなかなか本来のパフォーマンスを発揮できないでいる。
代わって2番に“昇格”したのは、それまで主に4番を打っていたフレディ・フリーマンだ。しかし、それまで3割近い打率を残していたフリーマンも2番を打つようになると、憑りつかれたように打撃不振に陥り、打率は2割6分台まで低下。その後、ムーキー・ベッツの戦列復帰に伴い、2番の座をベッツに譲った。
そして昨季の指定席を任されたベッツもなかなか打撃の調子が上がらず。こちらも5月下旬に4番“降格”となっている。
◆“魔の2番”問題を解決したパヘスの存在感
スター選手が入れ替わり立ち替わり、2番を務めるも、固定できなかったドジャース。しかし、先月下旬にようやく最適解を見つけたようだ。それが、先月26日に2番に抜擢されたパヘスである。パヘスは今季開幕から打撃好調で、4月を打率.321で終えると、5月には月間8本塁打をマーク。下位打線を打つ機会が多かったにもかかわらず、ここまで両リーグ通じてトップの51打点を挙げている。
ドジャース打線にとって、そして大谷にとって、2番打者の存在は極めて重要なのは言うまでもないだろう。もし2番打者が不調なら、相手バッテリーは大谷とまともに勝負をせず、四球覚悟で厳しいコースを攻めることができる。しかし、2番打者が当たっていれば、大谷と勝負をせざるを得なくなり、それだけ甘いゾーンに入る投球も多くなる。
今季開幕から打者・大谷の調子がなかなか上がらなかったのは、直後を打つ2番打者の不振も一因だったのではないだろうか。

