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【会員460万人】脱毛最大手ミュゼ、破産の舞台裏。代表・高橋英樹氏が激白する前代未聞の「乗っ取り」事件

【会員460万人】脱毛最大手ミュゼ、破産の舞台裏。代表・高橋英樹氏が激白する前代未聞の「乗っ取り」事件

◆悪役になればなるほど「客足が戻ってくる」

ーー「炎上するたびに予約が増えた」という話を聞きました。

高橋: そうなんですよ(笑)。Yahooニュースに1日3回載るような日もあった。テレビに出た翌日は予約が倍以上になる。私が悪役になればなるほど、「ミュゼはまだやってる」という認知が広がって、客足が戻ってくる。ある意味、炎上がマーケティングになっていた。だから途中から「全部説明してもカットされるし、むしろ悪役のままでいい」と割り切った部分はあります。目的は私の名誉じゃなくて、ミュゼプラチナムの再生ですから。

ーー乗っ取りに加わった元幹部たちはいま何をしているのですか。

高橋: 面白いことに、元幹部の約8割がミュゼの模倣サービスを立ち上げて脱毛事業をやっています。でも全然売れていない。彼らは自分たちの実力でミュゼが成り立っていたと思っているけど、それはブランドの力なんです。そのブランドは24年かけて積み上げてきたもので、おじさんたちが勝手にやって簡単に作れるものじゃない。

ーー今後の展望を教えてください。

高橋: 3年後にアメリカのNASDAQに上場することを目標にしています。海外展開はすでに始まっていて、7月にはニューヨーク・ブルックリンに1店舗オープンする予定です。もともとシンガポール、マレーシア、インドネシアなどアジアに30店舗ほどフランチャイズがあるので、その流れを加速させたい。脱毛の需要は国内だけで1億人、世界には70億人いる。日本の脱毛技術のレベルは世界でも高い。ミュゼプラチナムが24年かけて磨いてきた技術と教育を、世界に持っていく余地は十分あると思っています。

ーー最後に、この1年を振り返って一言。

高橋: 正直、1日も「やれない」と思ったことはないです。ミュゼで施術を楽しみにしているお客様がいて、毎日頑張って働いてくれている社員がいる。みんなのためにやるしかない。ミュゼは、はじめて美容に踏み出す人が安心して来られる場所でないと。働く人も、施術を受ける人も、ここに来て「自分史上一番輝いた」と感じてもらえる場所を、世界中に広げていきたい。そこだけは1年前も今も、何も変わっていません。

<取材・文/菅原春二>

【菅原春二】
東京都出身。フリーライター。6歳の頃から名刺交換をする環境に育ち、人と対話を通して世界を知る喜びを学んだ。人の歩んできた人生を通して、その人を形づくる背景や思想を探ることをライフワークとしている。
配信元: 日刊SPA!

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