
◆親の期待を背負った中学受験での挫折

中澤:得意でした。なんか、自慢みたいになっちゃうんですけど……。でも、できちゃったんですよね。お父さんが東大卒で、お母さんがお医者さんなんです。まあ、よさげな血が入っていて(笑)。お姉ちゃんがいるのですが、普通で女子大から大学院に進学しています。
――お姉さんも大学院に通われているので、一般的に見たら教育熱心な家庭な感じがします。
中澤:お姉ちゃんも中学受験をしているのですが、校則も緩くて制服も可愛くて楽しい学校を選んだんですよ。でも私は成績が良かったので「行けるなら偏差値の高い学校へ」と親に言われていました。頑張ったのですが、中学受験ではめっちゃ落ちました。第一志望から2、3校全滅して。最終的には横浜共立学園中学という女子校に進学しました。
――進学先は、東大受験を目指すような雰囲気でしたか?
中澤:いえ。早慶への進学者が多い学校で、東大合格者は年に1人いるかどうかという環境でした。“東大を目指した”というよりも、東大受験という選択肢が自分の中にずっとあった感じなんです。
◆東大模試を“ブッチ”してアイドルフェスへ

中澤:最初はぜんぜん勉強に全振りしてなかったです。アイドルオタクもしていました。高2の夏には、母親がお金を払ってくれた東大模試をブッチして、TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)に行きました。だってTIFの方が楽しいし、模試なんて行かなくていいかなって(笑)。
――アイドルへの興味はいつくらいからありましたか?
中澤:小学生の頃にAKB48が大好きで、親に「アイドルになりたいからオー ディションを受けたい」って言ったこともあるんです。「全部、自分の責任でやるならやりなさい」ってコテンパンに言われて。まだ12歳くらいの私にはそんな勇気もなくて諦めました。中高も芸能活動禁止の厳しい女子校だったので“アイドルになりたい”という気持ちは、ずっと胸の奥にしまい込んでいました。
――そこから東大受験を本気で意識したのはいつ頃ですか。
中澤:高3の時に、「あと数ヶ月頑張ったら人生変わるかもしれない」って思い立って目指すようになりました。元々、数学が得意だったのですが、私が受験した年は数学が好きな人には簡単な年だったんですよ。運が良く現役で理科一類に合格しました。

