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ヤクザの男をフッ飛ばし、人生で計5回の指詰め。伝説のストリッパーの娘が明かす“実の母”の異常な豪快さ

ヤクザの男をフッ飛ばし、人生で計5回の指詰め。伝説のストリッパーの娘が明かす“実の母”の異常な豪快さ

◆「ドバイのヤギ案件」については…

――ところで獣姦ショーというのは、どうやってやるのでしょうか。まさか本当に挿入してないですよね。

有賀美雪:入れてないですよ(笑)。でも、母がやると、挿入があったようにみえるから不思議です。妖艶さがあるというか、やはり1つの芸として成立しているんですよね。チンパンジーの獣姦ショーのときは、果物の破片を膣内に仕込んでおいて、それを取り出そうとする姿が前戯に見えるんですね。「なるほど、よく考えるなぁ」と我が母ながら思いましたね。

――すごい発想です。ドバイのヤギ案件などは、元祖ともいえる血筋の有賀さんはどう思うんですか。

有賀美雪:実はドバイ案件について初めて知ったのですが、まぁ自己責任でいいのではないですか。ただ、どんな病気になるかもわかりませんから、安易にやるべきではないと思います。 母の弟で私の叔父の菊丸は、黒黒ショーで名を馳せた人間なのです。舞台上で男女が絡むのを白黒ショーといい、黒黒ショーは男同士の絡みです。その叔父が演出したなかに、ヤギと人間というのがありましたね。ヤクザ者の若い衆が舞台にあげられて、ヤギと交わっていました。バカですね(笑)。

――やはり儲かるんですか。

有賀美雪:興行は10日間ごとに劇場を変えて行われるのですが、だいたいその10日間で120万円だったそうですね。上野で馬を使って獣姦ショーをやったのが、母が46歳くらいのときですが、あれは連日の満員御礼でした。上野駅の出入口からデパートのマルイまで長蛇の列で、人が絶えなかったですから。入場料は1万円だったと思います。

――ちなみに、ヤギと交わったヤクザの方も、結構な報酬がもらえるのでしょうか。

有賀美雪:もらえませんよ(笑)。獣姦は動物を使うので、餌代もバカになりませんから。黒黒ショーは売上の大半を叔父が持っていったはずだし、組員に入るのはわずかだったでしょうね。

◆楽屋で見かけた衝撃的な光景

――有賀さんは当時のストリップ劇場の楽屋を「人間のクズの集まり」だったと公言していますよね。

有賀美雪:実際そうでしたから。急須を裏返しにして、そこでヒロポンを溶かして注射器で刺しているやつとかね。それからちょっとすると「ふぅ、スッキリした」なんていって。そんなのを子どもの頃から見てきているわけですよ。

――その昭和ストリップについて、こうしてお話くださるのはどうしてですか。

有賀美雪:近々、自伝を出そうと思っているんですよ。今は反社会的組織と関係を持つ興行は取り締まられてしまうし、昭和の混沌とした時代のストリップを知る人も少なくなってしまったでしょう。かと思えば、本当はぜんぜんストリップの歴史なんて知らないのに、したり顔で語る偽物もいる。だから、私が見聞きした話を記しておこうと思って。読み応えのあるものに仕上がると確信しています。

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 有賀さんの語りは、気風がよく、明快に言い切る心地よさがある。昭和のカオスが産み出した天才ストリッパーとその娘による、親子合作の物語はまだ続いていく。

<取材・文/黒島暁生>

【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
配信元: 日刊SPA!

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