「嘘を広められ学校で孤立」した長男、失われた人間関係と相手からの非難に覚えた大きなショック
「なぜ親に相談せずに高額な取引をしたのか」。
長男から事実を打ち明けられた当初、女性は強い怒りを覚えました。しかし、泣きながら経緯を話す長男の姿を見て「彼もまた騙された被害者であることに気づき、深い反省と情けなさを覚えました」と振り返ります。
子ども同士で解決できる時期はとっくに過ぎている——。そう感じた女性はまずは学校の担任にトラブルを相談し、相手の保護者との話し合いの場を設けてもらうことにします。
ところが、事態は思わぬ方向へと進んでいきました。
学校が設定してくれた相手の保護者との話し合いが難航。相手側は過失を認めず、逆に非難されるような場面もあったのだとか。

さらに、相手の子はお金を返してくれないばかりか、事実とは異なる嘘を周囲に広めたと言います。その結果「息子が学校で孤立してしまいました」と女性。長男の学校での人間関係は瞬く間に悪化し、長男自身は精神的なケアが必要となるほどに傷ついてしまいました。
中学生の子ども同士の金銭トラブルが、まさかここまでこじれるとは考えてもいなかった女性。「非常にショックを受けました」と当時の心境を明かします。
「どうすれば息子を守れるのかという不安で夜も眠れず、精神的に非常に不安定な状態が続きました」。平行線をたどる事態に、女性は心身ともに疲弊していきました。
第三者機関の「法テラス」を頼ることを決断!トラブルを経て痛感した重要なこととは?
学校にトラブルを相談した後も、解決の糸口さえ見つからないばかりか、事態がどんどん悪化していく——。そんな日々に終止符を打つため、女性はあることを決断します。
学校ではなく外部機関の「法テラス」に相談することにしたのです。そこで、弁護士に法的観点からの助言を仰いだという女性。
助言に従った結果、相手側が過失の一部を認め、事態は「返金」という形で一応の決着を見ました。その後、学校側の介入もあり長男への誹謗中傷も収まったと言います。
ただ、一度崩れた人間関係が元通りになることはありませんでした。

このトラブルをきっかけに、長男とは金銭のやり取りに関する約束事や、ネット上の取引の危険性について何度も話し合う時間を持ったという女性。
もっと早い段階で子どもの変化に気づいていれば……女性の中には今もそんな思いがあるようです。
さらに女性は、もしトラブル当時に戻れるなら「すぐに学校や第三者を交えることで、親同士の直接的な対立を避けるように動きます。感情的にならず、子どもが抱えている不安を最優先で受け止めてあげたい」と続けます。
子ども同士の何気ない約束でも、金銭が絡むと親の責任が問われる重大な問題になり得る、ということを痛感したという女性。最後に、トラブルを経て気づいた何より重要なことを教えてくれました。
「親が教えるべきは、お金の管理だけでなく、人間関係の距離感や、何かあった時に親を頼る信頼関係の構築であると学びました」。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
