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<パンめぐ 小樽編 ④> 香りに驚くスペルト小麦のクロワッサン【カトルフィーユ アトリエ ゼニバコ】(北海道・小樽市)

<パンめぐ 小樽編 ④> 香りに驚くスペルト小麦のクロワッサン【カトルフィーユ アトリエ ゼニバコ】(北海道・小樽市)

小樽パン旅、3軒目に訪れたのは「カトルフィーユ アトリエ ゼニバコ」さん。
JR札幌駅から快速エアポートで約20分、函館本線でも30分弱。
「銭函」駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

駅を背にロータリーを右に進み、そのまま道沿いを歩いていくと、左手にウッディーで温かみのあるお店が見えてきます。
四つ葉のクローバーのロゴには、一枚だけハート型の葉が。
お店からの愛情がそっと込められているようで、思わず頬がゆるみます。

ちなみに、「カトルフィーユ」はフランス語で“四つ葉のクローバー”という意味だそう。

こちらのお店は、以前は札幌・円山で営業されていました。
2020年2月に現在の銭函へ移転し、同年4月にオープン。
私は円山時代にも一度伺ったことがあるのですが、キラキラと美しいデニッシュが並ぶ、洗練されたお店だった印象が今も残っています。

店内撮影はNGのため外観のみ撮影させていただきましたが、手すりやドアの取っ手がバゲットになっているなど、パン好きにはたまらない遊び心があちこちに。
扉を開ける前から気持ちが高まります。

店内ではビニール手袋をつけ、自分でパンを選んでいくスタイル。
左側にはバゲットやカンパーニュなどのハード系、右側にはフォカッチャや惣菜パン、レジ近くにはクロワッサンなどのヴィエノワズリーや食パンが並びます。

どのパンからも、丁寧に作られていることが伝わってきて、事前にHPでメニューを見ていたはずなのに「あれも食べたい、これも気になる」とトレイがどんどん埋まっていきます。
全粒粉やスペルト小麦など、体にやさしい素材を大切にされている印象でしたが、その想いは店頭にもきちんと綴られていました。

そして、お店のあちこちにはパンダの置物。
バゲット袋にまでパンダのスタンプが押されていて、見渡すたびにほっこりします。

なぜこんなにパンダがたくさんいるのか――その理由は記事の後半で。

驚くほど香りの良いクロワッサンをまずは試してほしい!


◆スペルト小麦全粒粉入り クロワッサン
ひと口目で驚いたのは、その香り。
発酵バターのほのかな酸味に、ココナッツを思わせる甘く芳ばしいアロマが重なります。
クロワッサンはかなり食べ歩いてきましたが、この風味は初めて。

また、この日は小雨模様でしんなりしてしまうかと思いましたが、外はカリッサクッ、中ふんわり、と美味しくいただけました。
さらに驚いたのは翌朝です。半分残して食べたにもかかわらず、あの魅惑的な香りがしっかり残っていて、しっとりした状態でも美味しいのです。

店長さんにこの香りについて伺うと、
「当別町産スペルト小麦全粒粉と北海道産発酵バター、その組合せによる相乗効果がお店独特の香りを醸し出しているのだと思います」と教えてくださいました。

長谷川シェフは「ジョエル・ロブション」などで修業されたそうで、以前いただいたデニッシュの美味しさも含め、ヴィエノワズリーの完成度の高さに納得。

スペルト小麦全粒粉を使ったクロワッサンは、なかなか出会えない一品。
訪れたらぜひ味わってみてください。

ハード系も後を引く美味しさ

◆甘納豆
むぎゅっと引きのある生地の中に、十勝産甘納豆がたっぷり。
断面からころころとこぼれ落ちるほど入っています。

ほんのり塩気のある生地が、甘納豆のすっきりとした甘さを引き立てます。

リベイクすると、今度はコーンのような香ばしい香りに。
クラストはカリッと歯切れよくなり、また違う表情を見せてくれます。

そこに少しだけバターを添えると、即席あんバターの完成。
背徳感まで含めて幸せです(笑)。

◆全粒粉100%カンパーニュ
袋を開けた瞬間、全粒粉ならではの濃厚な小麦の香りがふわっと広がり、多幸感に包まれます。

クラストは歯切れがよく、クラムはしっとりふんわり。
発酵由来のやさしい甘みも感じられ、そのままはもちろん、サンドイッチにも合いそう。

「茶色いパン=硬そう、食べづらそう」と感じている方にも、一度試してみてほしいカンパーニュです。

全粒粉のパンは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富。
いつもの白いパンを少し置き換えるだけでも、体にうれしい変化を感じられるかもしれません。

配信元: パンめぐ

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