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退職代行「モームリ」提携弁護士に懲役1年6か月の有罪判決。他業界では普通の「紹介料」が、弁護士だと違法になる理由

退職代行「モームリ」提携弁護士に懲役1年6か月の有罪判決。他業界では普通の「紹介料」が、弁護士だと違法になる理由

◆提携弁護士の有罪判決が、モームリの信用を直撃する理由

刑事処罰とは別に、弁護士には弁護士会による懲戒制度がある。南澤弁護士はその行方についても厳しい見通しを示す。

「弁護士会内での処分には、軽いものは戒告という注意のみで済む反面、業務停止や退会処分など、弁護士の活動を中止しなければならない処分もあります。このような会内の規律によって、不祥事を起こした弁護士や悪質な弁護士は排除される仕組みとなっています」

今回の件については、刑事上有罪となった点が重大な要因であると、南澤弁護士は言う。

「軽微な不祥事であれば、一定期間の業務停止処分で済み、活動を再開できることはあります。しかし、今回のモームリの件では、執行猶予が付くとはいっても、実刑判決が下されています。このことにより、弁護士法上の欠格事由に該当するため、会内の処分を経ることなく、当然に弁護士名簿から登録が取り消されることとなります。もはや弁護士として活動することは困難でしょう」

◆モームリへの打撃はどこまで及ぶか――信頼回復のカギ

6月5日の弁護士側への判決と同日、アルバトロス元社長らの公判も行われた。検察側は元社長に懲役2年、元幹部だった妻に懲役1年6か月、同社には罰金200万円を求刑。判決は8月28日に言い渡される予定だ。

モームリの今後をどう見るか。南澤弁護士は楽観と悲観の両面を示す。

「今回モームリが罪に問われたのは弁護士法という業界内のルールに違反した点です。詐欺的な契約を結ぶ、ずさんな業務処理をするなど、直接的な消費者被害を生じたわけではありません。弁護士の紹介についても、顧客によっては『紹介してもらえて助かった』と感じた人もいると思われます」

消費者被害という観点では限定的とみる一方、風評面での打撃は軽くない。

「退職したい人からすると、『モームリの名前では会社に舐められてしまうのでは』『円満退職できるか不安』という懸念を持つことも十分に考えられます。後腐れなく退職したい人にとっては、過去に不祥事のあったいわくつきの会社は利用したくない、という声もあるでしょう。慈善活動やボランティアなど適切な社会貢献を行い、クリーンなイメージを作り上げていくことが求められていると感じます」


配信元: 日刊SPA!

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