相手が虚偽の情報を流した結果、学校で長男が「加害者」のように言われ……
相手が巧妙に証拠を隠滅していたため、金銭を取り戻すのは極めて困難な状況に。数万円もの大金をダマし取られたショックと相手への怒りで、長男は深く沈みこんでしまいました。
しかし、そんな長男に追い打ちをかける事態が起こります。なんと、「加害者」であるはずの先輩が、長男の同級生や友人に、偽物を押し付けられたのは自分の方だ、という虚偽の情報を流し始めたのです。

その結果、学校内で長男が加害者扱いされるという二次被害が発生。「金銭的な損害以上に、息子の名誉が傷つけられ、学校での人間関係が完全に崩れてしまったことが親として最も心を痛めた」と男性は振り返りました。
絶望する長男を前に覚えた深い後悔、そして痛感した「親を頼る関係」の大切さ
なぜ親に一言も相談せず、高額な取引を独断で行ってしまったのか。当初、男性は長男に対して激しい憤りを感じたと言います。
しかし、ダマされた上に加害者扱いまでされ、絶望する息子を目の当たりにし、その感情は深い後悔へと変わっていきました。
「親としてもっと日頃から金銭の管理やネット上の情報の真偽について教育しておくべきだったと猛烈に後悔しました」と男性。
同時に、相手の先輩やその親に対する激しい怒りも湧き上がり、「冷静な判断ができないほど精神的に追い詰められていた」と明かしました。

どうにか事態を解決すべく、男性はまず学校の担任教諭を交えて、事実関係の聞き取り調査を行いました。次に相手側の親に連絡を取り、直接話し合う場を設けることに。
相手側は当初、非を認めなかったことから、男性は消費生活センターに相談してアドバイスを仰いだと言います。そんな毅然とした対応の結果、相手の親が返金に応じたことで金銭面はどうにか解決しました。
学校での中傷についても担任が周知してくれたことで沈静化。ただ、一度崩れた人間関係は修復しなかったそうです。
この一件以来、男性は長男と「ネットトラブルの怖さ」や「高額な取引には必ず大人が介在すべき」というルールを徹底して話し合い、情報の見極め方について専門サイトを一緒に確認したと言います。
そんなトラブルを経て、学んだことは?そんな質問に、男性は「ネット取引のリスク、情報の真偽を疑う能力、親を頼る関係構築の重要性」と教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
