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「完全にバレたなって」AIに丸投げした社会人の痛恨のミス。クライアントは無言で“契約終了”

「完全にバレたなって」AIに丸投げした社会人の痛恨のミス。クライアントは無言で“契約終了”

◆人間として“選ばれる理由”を放棄してしまった

この苦い経験を経て、鈴木さんのAIとの付き合い方は一変した。彼は、問題はAIそのものではなく、自身の使い方にあったと振り返る。

「AIは無難な文章を作るのは得意でも、『その人だから書ける一文』は出せません。私が信頼されていたのは、文法の正しさではなく、自分の経験や視点を混ぜ込んだ文章だったはずです」

AIに執筆を丸投げした時点で、彼は自ら“選ばれる理由”を放棄してしまった。納期のせいにしてはいたが、心のどこかに「ラクをしたい」という気持ちがあったことを、彼は率直に認めている。

「現在はリサーチの補助や構成案の作成などには、積極的にAIを活用していますが、最終的に読者に届ける文章は、必ず自分の言葉でリライトするようにしています」

一度の手抜きで信頼はあっけなく崩れ去り、それを取り戻すには何倍もの時間と労力がかかる。クライアントの沈黙の発注停止は、その事実を彼に痛感させる、忘れられない教訓となったとか。


◆忙殺される日々で見つけた「効率化」という名の落とし穴

AI
※写真はイメージです(画像生成にAIを利用しています)
続いて、社会人として働きながら大学に通っていた小河武さん(仮名・43歳)が経験した、生成AIへの過信が招いた失敗談を紹介しよう。

小河さんが大学の夜間部に通い始めたのは2021年。

「会社では“〇〇大学卒業”といった学歴が枕詞のように使われることがあるので、ずっと引け目を感じていたんです。また、子供に対して『勉強しろ』と言うからには、まず自分が大学を卒業するべきだと考えたことも、きっかけでした」

当時、本業では部下を抱える立場にあり、多忙な日々を送っていた。心身ともに疲弊する中で、大学の課題やレポートをこなす必要があったため、次第に「とにかく効率よく単位を取りたい」「なるべくラクに卒業したい」という気持ちが強くなっていったという。

問題が起きたのは、英語の読解課題だった。授業では19世紀の『シャーロック・ホームズ』シリーズが扱われたが、古い英語表現や遠回しな言い回しに苦戦。仕事終わりに膨大な参考資料を読む気力も湧かなかった。そこで、小河さんはChatGPTを使い始めた。

配信元: 日刊SPA!

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