世界は、だいたい揺れながら均衡していく。
戦争が起きれば、別の物流ルートを探し始める。原料が足りなくなれば、代替品や節約が生まれる。価格が上がれば、その価格で成立する新しい均衡点を探し始める。
つまり、世界は「止まる」のではなく、揺れながら形を変えていく。歴史を振り返ると、人類は毎回「もう終わりだ」と言いながら、結局、別の形へと移行してきたではないか!?
もちろん、その過程では痛みもある。しんどい時代もある。しかし、危険なのは、外側の混乱より、内側の狼狽なのかもしれない。焦ると、人は視野が狭くなる。怒りや不安に飲まれる。そして、本来なら見えていた出口まで見失う。弱気になった大衆ほど間違った選択をする。
だから、こういう時代ほど、短い時間軸だけで世界を見ないことだ。たとえ店頭から色が消えたとしても、世界そのものが消えるわけじゃない。むしろ、色がなくなった時、人間は“本当に必要なもの”を思い出すのかもしれない。
世界は、いつも、だいたい揺れながら均衡していくのである。
固定化された世界など続かないし、金輪際ない。
どのようにバランスを取るかを考えるしかない。
なにかを考えるための10ヵ条。
ひとつのことを考える時、
1.そのことの隣りになにがあるか?
2.そのことのうしろ(過去)になにがあったか?
3.そのことの逆になにがあるか?
4.そのことの向かい側になにがあるか?
5.そのことの周囲になにがあるか?
6.そのことの裏になにがあるか?
7.それを発表したら、どういう声が聞こえてくるか?
8.そのことでなにか冗談は言えるか?
9.その敵はなにか?
10.要するにそれはなにか?
これは、ほぼ日刊イトイ新聞に伝わる『なにかを考えるための10カ条』である。特に大事だと思うのは、8番目の『そのことでなにか冗談は言えるか!?』ってやつ。
世界をイランことで凍らせるな!!と、みんなで冗談が言えること。
それこそが、人間に残された“最後の色彩”なのかもしれない。